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アートに触れませんか? ~Yumeji Takehisa~

みなさん、こんにちは!
初めまして。このブログで、初登場の新人です。よろしくお願いします!
 
(★このブログの英語版はこちら。ENGLISH!click!!)
 
 
本日はアートのお話。
弊社では、たくさんの掛け軸や額などを取り扱っております。
それは日本のもの、海外のもの、様々です。
今日はその一部をご紹介したいと思います!
 
若草の少女1
(タイトル「若草の少女」)
 
みなさんは、竹久夢二という人物をご存知でしょうか?
上の図を見て、「あ、見たことあるー!」って方もいるのでは?
 
夢二については以下の通り。
↓↓↓
 


 
竹久夢二(1884.9.16-1934.9.1)
岡山県邑久郡出身で、大正ロマンを代表する人物です。本名は茂次郎。早稲田実業学校中退。
 
美人画が有名ですが、新聞・雑誌にもコマ絵(表紙や挿し込みの絵)を描き、ニューウェーブな画家として世に出ました。
 
夢二の表現する作品は、
時代の
生活感情藤島武二や青木繁の浪漫主義要素世紀末的耽美主義懐古趣味・異国趣味
 
といった感じです。なんとなく伝わるかな。。。^^;
漂泊の人生を送り、その郷愁と憧憬を日本画・油絵・水彩画・木版画にあらわしました。

2002年にCMで使われていた曲(詩歌「宵待草」)もあるとか。聞いてみたら、知っているかもです…!
(お酒のCMらしいです!)
 
広告宣伝物、日用雑貨のデザインをも手掛けており、本当に幅広い分野で活躍していました。
もちろん、当時の大衆に人気あり!
 
また、彼の創作の題材は自身の恋愛遍歴が主であったとのこと。

 
夢二は多くの女性と恋愛をしました。
しかし、これまでに戸籍上、妻となったのは、実はたまきという女性一人なのです。
その他の女性には笠井彦乃、佐々木カネヨなどという女性の名が記録されています。
その中でも、夢二にとっての最愛の人は彦乃だったようですが、彼女は25歳という若さで、生涯を閉じています(原因は結核)。
 


 
それではここからが本題!
弊社はこれまでに、以下のような作品を取り扱いました。
 
まずは「鴨東秋色」。大正後期の作品です。(写真は木版画)
鴨東秋色2
鴨東とは京都・鴨川の東の地域のことです。
夢二は1916年の秋から約二年間京都で暮らしており、その頃に描かれたものだと考えられています。
モデルは、彦乃でしょうか?色白で美人な方ですね。帯が可愛い!!
風景は秋で少し寂しさも感じられますが、女性の華やかさが加わって安らぎも感じられます。
 
 
次は、一番有名な作品 「黒船屋」です。この作品は1919年に描かれたもの。(写真は木版画)
kurofuneya-yumeji
                                  [縁 所蔵品 ask]
 
こちらの作品も同様に、女性の体が、緩やかなS字型の曲線で描かれています。
夢二の美人画らしさが現れていますね。黒猫の体もしなやか~!
 
 
 
そしてそして、縁にはこんなものも…!!
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                                  [縁 所蔵品 ask]
 
これは画集というのでしょうか?かなりのページ数があります。
1914年、夢二が30歳の頃に、花咲町の寓居(仮住まいでしょうか?)で描かれたという文言がありますね。
花咲町は横浜にあるみたいです。
 
yumejibook
 
雑誌等の下絵なのでしょうか?スケッチ集?
夢二は心に浮かんだり、目に映したりしたものを
写生帳に書き置く習慣があったのではないかと思われていて、
もしかしたら、この作品もその一つなのでは…!(詳細は不明ですが)
 
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たくさん女性が描かれていますね。中には、疲れている女性も。
 
 
ページをどんどん捲っていくとこんなのもありました!
 
b
英語も書かれていますね。海外向けでしょうか?
野球が題材のものも!(左上の作品)
「Sliding to second base, Safe?」 という文字が書かれているように見えます。
どうやら盗塁は成功しているようですね(笑)
 
 
まだまだありますが今日はここまで。
 
夢二の作品は、リトグラフや木版画で残っているものが多いですね。
気になった方はこちらのページも見てみてください!
 
以下は、縁が出品しているストアページです。
https://stores.ebay.com/en-corporation/_i.html
 
あなたもオークションにチャレンジしてみませんか?
 
 
 
現在、担当のデスクは夢二で溢れています(笑)
作家について、少しは詳しくなれたかと…!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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