【売約済】掛軸 <松井桜塘> 美人画 鏡獅子図 日本舞踊 (HP040)
- 作家松井桜塘
- 時代昭和
- 全体縦213cm×横56cm
- 内寸縦124.5cm×横幅42cm
- 本紙絹本
- 状態-
- 付属品共箱・二重箱
- 価格売約済
後半生に、美人画をよくした松井桜塘(おうとう)。
鏡獅子とは、正式名を「春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし)」といい、1890(明治23)年に東京歌舞伎座で初演された演目です。
江戸時代、江戸城の大奥の正月行事に、献上された特大の鏡餅をお神輿のようにひいて歩く「鏡餅曳(かがみもちひき)」があり、その余興としてお小姓(こしょう、雑用係)の弥生が踊りを披露。獅子頭を手にしたところ、それには魂が宿っており、その魂が弥生に乗り移って、胡蝶を追って激しく踊り狂うという内容です。
こちらの絵には(獅子の魂が乗り移る前なのでしょうか)表情の穏やかな弥生役の女形が描かれています。優美なたたずまいに華麗な模様の着物など、所謂日本美人の描写は、桜塘のよくするところです。
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【松井桜塘】1901-1983
京都生まれ。本名は親次。大正から昭和にかけて活躍。
京都絵専(現・京都市立芸術大学)卒業後、フランスで巨匠ジャン=ポール・ローランスに師事し油彩の西洋画をよくした鹿子木孟郎(かのこぎ たけしろう)に師事。その後、土田麦僊(ばくせん)の私塾で学び、また、木島桜谷・大橋翠石・五姓田芳柳(ごせだ ほうりゅう)らにも師事した。
1940(昭和15)年以降は、美人画を多く描いた。
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※近代の京都画壇(画学校の系統)
江戸中期に興った円山・四条派の流れは、明治以降の京都画壇へと引き継がれる。
1880(明治13)年には、日本初の公立美術学校で、現在の京都市立芸術大学の前身となる京都府画学校が創立。その設立には、当時新進の画家であった幸野楳嶺や久保田米僊らが建議した。
画学校は、1909(明治42)年に京都市立絵画専門学校となるが、教授に、四条派ながら渡欧後、西洋画の写生画風も取り入れた竹内栖鳳らを迎え、京都画壇の近代化が進む。
彼の指導の下で同窓だった土田麦僊や小野竹喬らは、1918(大正7)年に国画創作協会を設立。ヨーロッパの世紀末芸術やポスト印象派の影響を受け、東洋と西洋美術の融合による新たな絵画表現の創造を目指した。
スタッフD
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