掛軸<森蘭斎>花蝶図 (HP046)
- 作家森蘭斎
- 時代江戸時代中期・後期
- 全体縦198.5cm×横51.5cm
- 内寸縦112.5cm×横38.5cm
- 本紙絹本
- 状態作品の制作年から判断して、状態は良いです。
(本紙全体に少しシミがあります。) - 付属品箱有
- 価格400,000円(税込)
写実的な彩色花鳥画。南蘋派の特徴を見事に表す作品です。
3つの異なる色の牡丹。色々な方向を向く花びらが、それぞれ単色ではなく淡いグラデーションで塗られ、リアルな立体感が表現されています。葉も同じものは2つとありません。上方の揚羽蝶も、とても生き生きとして、写真のように生の一瞬を捉えています。
屋内に掛け、まるで窓の外の自然を眺めているかのような体験。
これを実現できる一幅です。
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【森蘭斎(もりらんさい)】1740-1801
越後生まれ。江戸中期~後期の画家。本名は文祥。他に、登明・鳴鶴・九江・子禎などと号した。
長崎で医学を学びながら、南蘋派の画家・熊代熊斐(くましろゆうひ)に師事。熊斐の死後、大坂で医を生業としながら、熊斐から受けた画法を伝える書物「蘭斎画譜」を刊行。晩年には江戸に移り、加賀藩御用絵師となる。
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※ 南蘋派とは・・・
江戸時代の鎖国体制下、唯一海外との交流のあった長崎で生まれた諸画派の総称を、長崎派と呼び、その中でも南蘋派は、その後の日本絵画の進展・発展に大きな影響を与えた。
南蘋派は、中国清代の宮廷画家、沈南蘋(しんなんぴん、1682-?)が徳川幕府の招へいによって来日、1731~1733年の2年弱の長崎滞在の間に、写生的で精緻な彩色花鳥画の技法を伝え、その後弟子たちによって画系を為したもの。
それまで長きに渡って二代流派を為していた狩野派・土佐派や浮世絵がマンネリ化していた江戸中期の画壇において、この新鮮な画風が幅広く受け入れられ、その後円山応挙、伊藤若冲を始めとする大家にも大きな影響を与えた。
森蘭斎が師事した熊代熊斐は、沈南蘋の一番弟子。
スタッフD
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