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掛軸 <浄光鶴亭> 桐鳳凰図 (HP047)

  • 作家浄光鶴亭
  • 時代江戸時代
  • 全体縦186cm×横44.5cm
  • 内寸縦102cm×横32cm
  • 本紙絹本
  • 状態 
  • 箱有
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枝に不思議な鳥が止まっています。
幸運の予兆を表す瑞兆とされる鳳凰です。

本作品の鳳凰をご覧になった皆様にも、幸運が訪れることをお祈りいたします。

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【浄光鶴亭】1722-1785

江戸中期の南蘋派の画僧。また、長崎の黄檗宗聖福寺の僧。

本名不明。禅僧としての名は浄博、浄光等。字は恵達、海眼等。鶴亭、如是道人、五字庵、南窓翁などの画号を使った。他にもいくつかの号を持つ。
絵の弟子に葛蛇玉がいる。

沈南蘋の弟子、熊斐から南蘋派の画法を学び、かたわら黄檗絵画の影響も受けて独自の画風を創始する。柔軟な線描と平面的に施された鮮明な着色を特徴とした。また、俳人としての号も持ち、自画賛や俳画も手がけた。

20歳代半ばに故あって還俗して大坂へ移り、画家として生活し始める。還俗はしても黄檗僧としての戒範は守り、京坂の黄檗僧や南画家たちと交流していた。しかし、明和5年(1768)に黄檗僧に復し、安永6(1777)年、宇治の万福寺紫雲院の住持となった。数年後、辞して諸国遍歴ののち、江戸で亡くなった。

作品に「牡丹綬帯鳥図」(神戸市立博物館蔵) などがある。

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鳳凰とは・・・・

古代中国の伝承にある四体の瑞獣、四霊※1(四瑞)の一体。

あらゆる鳥の王とされ、優れた為政者の治世に現れるとされています。霊泉を飲み、六十年に一度実る竹の実を食べ、梧桐(日本名はアオギリ)に宿っています。そのため、鳳凰はよく桐と共に描かれ、「桐鳳凰」の図柄で親しまれています。本作品も桐に鳳凰が止まった「桐鳳凰」の一つです。

想像上の生き物のため、容姿については諸説あります。

中国では背丈が約4~7m、頭が金鶏、嘴は鸚鵡(オウム)、頸は龍、胴体の前部が鴛鴦(オシドリ)、後部が麒麟、足は鶴、翼は燕、尾は孔雀とされる説が有力です。これに対し日本では背丈が1~2mほどと小さく、頭と嘴が鶏、頸は蛇、胴体の前部が麟、後部が鹿、背は亀、頷は燕、尾は魚であるとされています。

また、その色彩は中国も日本も鳳凰を五色絢爛な色彩で、羽には孔雀に似て五色の紋があり、声は五音を発するとされます。ヨーロッパや欧米ではフェニックス(不死鳥)と同一視されたりしています。

※1 四霊は応龍、麒麟、霊亀に鳳凰を合わせた瑞獣四体です。

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2016年、長崎と神戸で鶴亭にスポットを当てた特別展、『我が名は鶴亭』が開催されました。鶴亭は同時代に活躍した南蘋派の画家、宋紫石に比べてあまり知られていませんでしたが、この展覧会は鶴亭に焦点を当てた初の展覧会でした。

鶴亭は、花鳥画家として知られており、色鮮やかな花鳥画や大胆な筆遣いで描かれた水墨画を残しています。着色された花鳥画では、原則として鳥以外の動物を描かず、また、一口に鳥と言っても、鴛鴦や雁、鴨などの鳥や、当時では珍鳥であった鸚哥(インコ)や鸚鵡(オウム)は描いていません。

1種類の鳥を色鮮やかに1~3羽描き、いずれも生き生きとした表情をしているのが特徴です。また、鳥と草花のモチーフの組み合わせで、吉祥性やメッセージをこめているのも特徴のひとつです。鶴亭は様々な鳥を描きましたが、黄鳥(コウライウグイス)を最もよく描きました。また、自らの画号にちなみ、鶴もよく描いていたそうです。他にも綬帯鳥(尾長鳥)や鵲(カササギ)など、様々な鳥たちを描いています。

しかし、鳥を愛した鶴亭が、あらゆる鳥の王とされる鳳凰を描いた作品は意外と少なく、今現在、確認されているものは『我が名は鶴亭』で展示された「桐に鳳凰図」宝暦三年(一七五三)九月(個人蔵)のみとなっています。ゆえに本作品は、鶴亭が描いた鳳凰図では2点目となる貴重な作品であると言えます。

やや落ち着いた色彩ながらも、桐の木に堂々と鎮座する鳳凰は、まさに王者の風格といったところでしょうか?また、上空を振り仰ぐ鳳凰は太陽(天子)を出迎える吉祥画題です。多くの鳳凰図は太陽が描かれていますが、本作品は太陽を描かれていません。余白と画面の外に想像を広げて鑑賞させようとする意図を感じさせます。

作品を観た方の人数分だけ解釈は異なり、受け取ったメッセージにも異なる部分があるでしょう。皆様は本作品からどのようなメッセージをお受け取りになったのでしょうか?

ご興味を抱かれた方はぜひご検討をよろしくお願いいたします。

スタッフC・K




◆絵の具の剥脱、少しイタミ、シミ有り
◆絹本・骨軸
◆タトウ箱有り

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