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【売約済】掛軸 <荘陽> 葵祭図 (HP073)

  • 作家荘陽
  • 時代江戸時代
  • 全体縦203cm×横54cm
  • 内寸縦130cm×横41cm
  • 本紙絹本
  • 状態 
  • 箱有
  • 価格売約済

昭和前期頃の作品と思われます。

京都の春を彩る風物詩、葵祭。そのハイライトである、平安装束を纏う人々の行列は「路頭の儀」と呼ばれ、天皇の使者である勅使が、賀茂社にお供えを届ける儀式です。

とても背の高い木々が生い茂るのは糺の森でしょうか。色彩豊かに繊細な筆致で、牛車とその前を行く馬寮使(めりょうつかい)が描かれ、優美ながらも粛々とした雰囲気がよく伝わってきます。

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題材の葵祭にはもちろん、長い歴史があります。その起源はなんと、約1500年前、古墳時代後期までさかのぼります(山城国風土記に記載)。

欽明天皇の御代である567年、日本全国が風水害に見舞われ、五穀が実らず、飢餓・疫病が流行しました。これが賀茂の神々の祟りであるとされ、それを鎮めるためのお祭りをしたのが、賀茂祭(葵祭の正式名称)の始まり。賀茂社と呼ばれる、上賀茂(賀茂別雷 かもわけいかづち)神社と下鴨(賀茂御祖 かもみおや)神社の例祭として、819年には国家的な行事に指定されました。

平安時代「祭」と言えば、賀茂祭のことを指し、源氏物語や枕草子など、多くの古典文学にも登場します。

応仁の乱以降の1502年から200余年の断絶を経て、復活を果たすのは江戸時代、1694年のこと。その頃から、カツラの枝に、賀茂社の神紋であるフタバアオイの葉を絡ませた(前者は、陽・天・男の象徴、後者は、陰・地・女の象徴とされます)「葵桂(あおいかつら、ぎっけい)」を、祭人の頭や山車の屋根、すだれなどに飾るようになり、葵祭と呼ばれるようになりました。

スタッフD


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