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【売約済】掛軸 <菅楯彦> 売飴翁図 (HP083)

  • 作家菅楯彦
  • 時代明治
  • 全体縦164cm×横75.5cm
  • 内寸縦55.5cm×横59.5cm
  • 本紙紙本
  • 状態 
  • 付属品共箱・二重箱
  • 価格売約済

満開の桜の下に屋台が出ています。
飴売りのおじいさんが見事な飴細工を売っているようです。
子供連れが屋台に来ています。子供が飴を買ってほしいとねだっているのでしょう。賑やかな様子が伝わってきます。

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【菅楯彦】1878-1963
鳥取生まれの日本画家。2歳のときから大坂に住む。本名は藤太郎。号は、初めは盛虎、のち静湖、静香。独学で絵を学び、大和絵や円山四条派、狩野派、浮世絵など幅広い分野を研究する。また、歴史に深く関心を寄せ、国学を鎌垣春岡に、漢学を山本憲に学ぶ。日本三名妓と評される富田屋の芸妓・八千代と結婚した。大阪市名誉市民。

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どろどろの水飴が職人さんの手にかかれば、かわいい動物やキャラクターなど、様々な形に変身します。見事な細工に目を奪われるばかりです。飴細工にはいくつかの技法がありますが、この作品は「吹き飴」で飴細工しているようです。息で飴を膨らまし、細工をしています。

飴細工には300年以上の歴史があります。
江戸時代前期には千歳飴など様々な飴をつくる飴師がいましたが、飴細工に必要な和鋏が量産されるようになった江戸中期ごろから飴細工が始まったと考えられます。

昔の飴職人は、朝早くから飴を火にかけて煮詰めては冷まし、練って、小さな飴玉などに仕上げる大変な重労働を行っていました。歳をとって重労働できなくなると、飴を様々な形に細工をする飴細工を街中へ売り歩いたそうです。飴の特性を知り尽くした職人だからこそ飴細工は生まれたのでしょう。

菅楯彦は風俗画に長けた絵師でした。この作品も庶民たちの何気ない日常の一コマが画かれています。飴売りの翁が飴を膨らまし、飴を生成する様子が細部まで細かく描かれています。また、人物の表情も細やかで和やかな様子がわかります。

スタッフC・K




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