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掛軸<橋本関雪>梅花仕女図 (HP263)

  • 作家橋本関雪
  • 時代明治・大正・昭和
  • 全体縦246cm×横65cm
  • 内寸縦157cm×横49.5cm
  • 本紙絹本
  • 状態この作品の制作年から判断し、
    状態は平均的です。
    本紙と表具にシミがあります。
  • 共箱・二重箱
  • 価格1,200,000円(税込)

東洋的で柔らかいフォルムの美人図。大正期に関雪が好んで描いたモチーフです。橋本関雪は1919年、父とでかけた中国旅行をきっかけに中国への憧れと感銘を受けたことが、自身の作品に大きく影響しました。

実はこの作品、姫路市立美術館に収蔵されている「仙娃図」と、手法やレイアウトが酷似しています(画像11枚目※)。いかにも中国的な髪形や、丸みがあり優しい顔立ち、服装に装飾品。そして傍らには主役の美女を引き立てるかのように咲いた花が描き込まれている。まさに影響の大きかった同時期に描いたものだと推察できましょう。

さて、「梅花仕女図」の画像をもう一度ご覧ください。何か違和感に気付きませんか?
おかしいですね。「梅花」と銘打っているのに梅の花はどこにも咲いていません。足元に咲き、美女が手に持っているのは梅ではなく、水仙の花です。背景の枝や、低い位置にゴツゴツと生長している木の幹は確かに梅のそれですが、花だけが見当たらないのです。

本来水仙と梅の花は、寒い時期を越えどちらが先に咲くかと競い合うほど、見ごろの時期が似通っています。水仙が咲いているならば梅も咲いていてもおかしくない。咲きかけの蕾すらないのは不自然です。ここでこの作品のタイトルを思い出してみましょう。

このタイトルの意味を、“梅の花と宮廷の仕女”と認識するのが一般的だと思います。しかし“梅の花に仕える仙女”と捉えてみるのはどうでしょうか。この美女を「花」とするならば、腑に落ちる解釈でありましょう。

関雪は1930年代以降に描いた動物画による評価が高く作品数も多いとされています。しかしこの美人画にもその一端が表れているように、彼の画業において中国故事や漢詩にインスパイアされたことは非常に重要なことでした。中国への高い関心と豊富な知識を持ち合わせた関雪。彼の中国観なるものがまさしく示された、大正期の関雪を象徴する作品だと言えます。


※生誕130年 橋本関雪展 図録80頁より


スタッフ原




【橋本関雪】1883-1945
片岡公曠,竹内栖鳳にまなぶ。文展で連続特選となり,大正8年の第1回帝展から審査員。中国や日本の古画を研究し,とくに動物画に格調ある画風を確立した。兵庫県出身。本名は関一。

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