【売約済】掛軸<大田垣蓮月 岸連山>金魚鉢画賛「あゆすくふ~」夏の風物詩 竹屋町一文字(HP387)
- 作家大田垣蓮月 岸連山
- 時代江戸時代後期
- 全体縦202cm×横32.5cm
- 内寸縦114cm×横30.5cm
- 本紙紙本
- 状態この作品の制作年から判断し、状態は良いです。
シミと折れと表具上部に少しイタミ、虫食い穴があります。
軸先に虫食いがあります。 - 付属品箱有
- 価格売約済
ぼんやりと光っているように見える金魚鉢が、蓮月尼の歌った通り明るい月夜であることをよく表しています。吊り下げるための糸に繋がる短冊はわずかに揺れ、ゆったりと団扇を仰ぎながら、流れる川の水音を愉しんでいる情景が目に浮かぶようです。中で泳ぐ金魚でさえも、一緒に月を眺めているような気がしてきませんか。
ここで目線を下へ、下へ。軸先にも注目していただきましょう。白水牛(牛角)、芯持ち飴色の半透明が美しい上質なものが使用されています。上品な涼し気を演出する最高の選択です。季節の掛け替え、イベントごとでの飾り物、これぞ掛軸文化の醍醐味でしょう。
江戸時代の風情ある金魚鉢のそれ自体も魅力的ながら、ガラスの風鈴のようにも見えるこのデザインはまさに夏の風物詩。これからどんどん暑くなる夏の夜を、ちょっとした楽しみに変えてくれるかもしれません。
スタッフ原
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【大田垣蓮月】1791-1875
幕末・明治の歌人。名は誠、蓮月は号。一説に父は伊賀上野藩主藤堂氏、大田垣光古の養女。歌道を千種有功に学び武芸にも長じる。夫と死別後、神光院月心の門に入り、尼となる。小沢蘆庵・六人部是香に私淑し、若き富岡鉄斎を薫陶して頼三樹三郎・梁川星巌・梅田雲浜らと親交する。
【岸連山】1804-1859
岸派の画家。京都の人。本姓は青木。名は昌徳。通称・文進。字は士道、士進。岸駒に師事し、養子となって岸派をつぐ。初期の装飾的な画風から、晩年は四条派の温和なものにかわった。門下に岸竹堂、巨勢小石がいる。
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賛の読み:
あゆすくふ あみよりもれて 早川に
ながるる月の 影のすずしさ
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