掛軸の図柄について ~語呂合わせ編~

こんにちは!スタッフの冷子です。
 
皆様のご自宅には、床の間はございますか?
最近のマンションなどは、めっきり床の間が減り、洋風なお部屋が増えているようです。
 
掛軸屋としては少しさみしいですね…
 
わたくし、この会社に入社してそれなりの月日が経ちます。
毎日、『どこからこんなに出てくるの??』と思うぐらいの掛軸を取り扱っております。
月に2000~3000本ぐらい、全国各地から弊社敏腕バイヤー達が買い付けて来るのです。
様々な作家の作品を見て、とても楽しいです。
 
今日は、定番の掛軸の図柄について紹介したいと思います。
 
まずは…【五鯉躍】
五鯉躍
「ごりやく」と読みます!
 
五鯉躍=ご利益を意味し、商売繁盛をはじめ、金運招来、良縁成就、出世成功、息災長寿の五つのご利益をつぎつぎに授かることができると言われております。
新春から初夏にかけての季節掛けです。
端午の節句に鯉のぼりの代わりに掛けて楽しまれるのもお勧めです。
 
 
次は… 【六瓢】
六瓢
「ろくひょう」と読みます!
 
六瓢=無病とかかってます。病難をことごとく祓います。
しかも家運隆盛、商売繁昌、財運招来、出世栄達、家内円満、良縁成就の六つの吉運を呼び寄せるといわれます。
最強の厄除け軸!厄年の方にお勧めです。
 
 
最後は…【南天】
南天
ご存知 「なんてん」です!
 
古くから「難を転じる」縁起の良い植物として古くから愛されてきました。
セットで描かれる事が多い雀も、厄をついばむ吉鳥とされ、一族繁栄・家内安全や『寿』『福』『財』の徳が備わると言われています。
赤い実をつけるのは10~12月頃です。季節をお部屋に取り入れたい方にお勧めです。
 
季節や行事に合わせて、掛軸コレクションを掛け替えて楽しんでもらえれば幸いです。