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【売約済】古伊万里 染付 卍四方襷十二支丸文騎馬舟人物図 輪花 手塩皿 (3597)

  • 作家-
  • 時代江戸後期
  • 全体直径9.5x高さ2cm
  • 内寸-
  • 本紙-
  • 状態良好
  • 付属品-
  • 価格売約済

江戸後期頃の作。

10cmにも満たない小さな見込み(器の表面)にビッシリと描き込まれ、高級感のある逸品です。
不思議な模様の解説をしながら料理を出すと、一目置かれること間違いなしです。

※写真はイメージです。1客ずつの販売となります。

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【ひとことウンチク】

見込みの縁に沿って描かれた幾何学模様は、卍四方襷(まんじよもだすき)。
四方襷文とは、複数の線を斜めに交差させてできた菱形模様のことで、その中に卍が描かれています。

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中央の円の中に描かれた「舟人物図」ですが、古伊万里ではよく描かれ、1人や数名のことがあります。こちらは「赤壁賦(せきへきのふ)図」。

"赤壁"は、三国志に登場する、中国・後漢末期(208年)に曹操と孫権・劉備の連合軍が戦った「赤壁の戦い」の舞台で、現在の湖北省咸寧市にあります。一方で、"赤壁賦"は、中国・宋の詩人、蘇軾(そしょく、蘇東坡)が、政争によって流罪となった際、友人と赤壁の戦いの舞台となった場所を遊覧し記した書物のことです(1082年)。

彼らは三国時代を回想しているのですが、実は場所を間違っており、実際の古戦場とされる赤壁より下流の"赤鼻"(湖北省黄岡市)という場所だったそう。この2か所、前者を「武赤壁(戦いのあった赤壁)」、後者を「文赤壁(詩文の赤壁)」と呼び分けているそうです。

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その周囲にある6つの円に描かれた「騎馬人物」図。

こちらは想像なのですが、赤壁の戦いで戦っている兵士たちなのでしょうか。とすると、中央とその周囲の円で、蘇軾が当時を回想している様子を表しているとも考えられますね。

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舟人物図の周りには何か文字があり(6個セットですが、ものによって7文字や8文字と異なっています)十二支のうちのいくつかと、甲乙丙・・・などと描かれています。
昔の羅針盤には十二支が方位を示すものとして記されていまし。。

「甲乙丙丁戊己庚辛壬癸」は十干(じっかん)と呼ばれ、十二支と組み合わせて暦の表示に用いられます(例えば、丙午(ひのえうま)などと言いますね)。
この器には、正確には十干十二支の文字が用いられていますが「十二支」との名称にされることが多いようですので、十二支としました。
さらに、これらに易に用いられる八卦を加え(十二支より細かく)二十四方として方位を表します(十干のうちの戊・己は用いられません)。

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ひとことに収まりませんでしたが・・・これだけの意味合いが込められた器と思うと、なんとも価値が増す気が致します。

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