

葉山 隆雄
大阪府松原市生まれ。1981年に古物商免許を取得して以来、キャリア30年を超える筆頭バイヤー。一ヶ月のほとんどを市場で過ごしていた同氏は、日本絵画のみならず茶道具や仏教美術などあらゆる古物に精通し、その類希な審美眼は業界でも突出している。国内外問わず販路を持っていることで視野の広い相場観があるのも武器の一つ。また、若い世代の育成には特に力を注いでおり、社で活躍するバイヤーは全てその育成の賜物である。実直な性格と言動の持ち味でお客様の心を掴んでいる。
- Q1.バイヤーを目指した動機
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A.家電を売るために出入りしていた市場で骨董品が高値で売れていく様子を見てやってみたいと思うようになりました。自分の目で見定めて市場で手に入れたものが、ゆくゆくは美術館や博物館に入るかもしれないのだと思うと居ても立ってもいられず、ついに1本の掛軸を購入しました。当時自分の月給くらいでしたね。その軸は小さな田舎の市場で倍の値段で売れて喜んでいたんですが、もっと大きな市場でさらに10倍になっているのを目撃しちゃって。なんでここで売らへんかったんや~!!と一気に火がついたのをよく覚えています。
- Q2.日々の買取業務で心がけていること
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A.これはもう正に、僕がいつも言っていることですね。どちらもが嬉しい買取になることです。いい値段を付けられなかったら、お客さんは嫌々売らないといけない。僕らも相場に沿ってギリギリ、それどころか赤字の分かりきった値段をつけることも多くありますから、嫌々買わないといけない。そういう買取はどっちもが嬉しくないんです。僕らはギリギリだけれどお客さんからしたら「安い値段で持っていかれた~!」と思っちゃうでしょうし。そんな思いはさせたくないんですね。だから実は、お客さんと僕ら骨董業界の思いが折り合わないだろうなあというときは値段を言わないこともあります。気持ちよく持っていてほしいですから。
- Q3.バイヤーをしていて嬉しいこと
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A.もちろん、自分で買った品物が思っていた以上に売れてくれたときです。厳しい世界だけど面白い。僕の中でバイヤー(市場での仕入れ)はチームプレイでスポーツの試合に勝ちに行くような感じ。他のチームに競り勝って、それが売れたときは優勝!ヤッター!そんな嬉しさがあります。買取のそれは勝ち負けではなくて、これまで僕が勉強してきたことの集大成をお見せできるようなそんな場所ですね。


東 宗兵
大阪府茨木市生まれ。両親の影響により幼少から歴史・絵画に興味をもち、高校卒業後に渡英、バッキンガム大学で美術史を学ぶ。帰国後は輸入雑貨卸売・小売業に従事するが、当時海外への販路拡大を模索していた葉山夫妻に出会い、のちの株式会社縁設立に参画し同社取締役に就任。取り扱い専門分野は日本画及び中国画。戦国・幕末物にも精通している。歴史に埋もれた知る人ぞ知る偉人達の作品を発掘し、大きく世に広めたいという夢がある。
- Q1.バイヤーを目指した動機
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A.歴史好きの自分にとっては、実際に過去の偉人たちが遺した物、代々受け継がれてきた品々、普段滅多に見る事の出来ない貴重な文化財に出会える仕事はとても魅力的です。更にそれらを手にとって実物に触れる機会も多々あり、その喜びは何にも代えがたいですね。
- Q2.日々の買取業務で心がけていること
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A.お客様のお品を見せて頂く際に、「お客様が大事にされてきたお品」としっかり認識して丁寧に取り扱い、お客様の「想い」を常に優先する。
- Q3.バイヤーをしていて嬉しいこと
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A.仕入れの際に、誰も知らないような自分だけのお宝に出会えた時は嬉しいですね。更にそれがどんな小さな「お宝」であっても、共感いただいて評価して下さるお客様に出会えた時は非常に嬉しいです。


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