【売約済】掛軸<歌川春光>地獄太夫図(HP403)
- 作家歌川春光
- 時代大正・昭和
- 全体縦208cm×横55.5cm
- 内寸縦113.5cm×横42cm
- 本紙絹本
- 状態状態は標準的です。
本紙と表具にシミがあります。 - 付属品共箱
- 価格売約済
こちらの美女は地獄太夫です。
その名の通り、地獄が描かれた着物を身に纏っていたとされる実在の遊女だそうです。何でも大変な美人であったとか。本作の地獄太夫もどこか物憂げにしつつも整った顔立ちからその美貌が伺えます。
地獄太夫について詳しくお知りになりたい方は下記を御覧ください。
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【地獄太夫】
室町時代の遊女。梅津嘉門景春のむすめで幼名を乙星という。如意山中で賊にとらわれたが、あまりの美貌のため遊女に売られ、泉州堺高須町珠名長者に抱えられた。現世の不幸は前世の戒行が拙いゆえであるとして、自ら地獄と名乗り、衣服には地獄変相の図を繍り、心には仏名を唱えつつ、口には風流の唄をうたったという。
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本作の地獄太夫。
右腕に払子を抱えつつも左手の着物を握りしめています。着物に描かれた描き込みが細やかで美しいです。
握りしめている先に描かれた地獄の様子はかの有名な地獄の大釜、その下には針山が描かれ青鬼に亡者が追い立てられています。右に描かれているのは三途の川の奪衣婆でしょう。亡者の着物を剥ぎ取っています。
ところ変わって右腕側の着物には泣く子供と散らばる小石、地蔵が描かれています。ここは親に先立ってなくなった子供が親の供養のために小石を積み見上げて塔を作るという賽の河原でしょう。賽の河原で子どもたちが積み上げた石塔は鬼によって何度も崩されます。その度に子どもたちは新たな石塔を積み上げますが、幾度となく崩されてしまうのです。そこへ地蔵菩薩が現れて子どもたちを救うのだとか。
今生を地獄と定めた地獄太夫も賽の河原の子どもたちのように地蔵菩薩に救われることを望んでいたのでしょう。
悟りの心のなかにも救いを求める美しい美女に魅了された方はぜひ本作品をお手にとって見てください。
スタッフC・K
【歌川春光】?-?
大正昭和頃に活躍した浮世絵師。豊原周春師事したといわれている。詳細不明。
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