掛軸＜二条恭仁子＞書「古陵松柏～」詠：藤井竹外 軸先に菊花紋（HP627)

• 作家二条恭仁子
• 時代大正・昭和・平成
• 全体縦200cm×横63cm
• 内寸縦164cm×横47.5cm
• 本紙紙本
• 状態時代を考慮して、状態は標準的です。
  シミ、本紙に折れがあります。
• 付属品二重箱
• 価格20,000円（税込）

【二条恭仁子】1917-2003
日本の元皇族。皇族時代の名と身位は恭仁子女王。1917年（大正6年）5月18日午後4時、久邇宮家の多嘉王と同妃静子の第3女子として誕生。御七夜の5月24日に「恭仁子」と命名された。京都府立京都第一高等女学校卒業。1938年（昭和13年）12月9日、五摂家のひとつ二条弼基公爵への降嫁の勅許が下りた。1939年（昭和14年）3月23日、婚姻に先立ち勲二等宝冠章を受章する。同年4月2日、二条弼基に降嫁した。

【藤井竹外】1807-1866
江戸後期の漢詩人・摂津高槻藩士。摂津生。名は啓、字は士開・強哉、別号に雨香仙史。頼山陽に学び、梁川星巌・広瀬淡窓・森田節斎らと交わる。その七言絶句は一世を風靡し、絶句竹外の称がある。慶応2年(1866)歿、60才。


書の内容：
古陵松柏吼天飆
山寺尋春春寂寥
眉雪老僧時輟帚
落花深處説南朝

読み下し：
古陵の松柏、天飆に吼ゆ
山寺に春を尋ね、春は寂寥
眉雪の老僧、時に帚を輟め
落花深き處に南朝を説く


作者：藤井竹外