掛軸<桑原翠邦>書「功侔良相」(HP826)
- 作家桑原翠邦
- 時代大正・昭和
- 全体縦203cm×横44cm
- 内寸縦133cm×横32cm
- 本紙紙本
- 状態状態は標準的です。
本紙にシミがあります。 - 付属品共箱
- 価格20,000円(税込)
【桑原翠邦】1906-1995
北海道帯広市出身の書家。本名、清美。翠邦は号で魚目とも号した。
1906年、北海道河西郡帯広町(現在の帯広市)に生まれた。1921年、札幌鉄道教習所に入学し、大塚鶴洞に師事したことで、書を意識するようになった。また、後に同じく書家となる金子鷗亭、三宅半有とも鉄道教習所時代に出会っている。1924年に鉄道教習所を卒業し、職に就くが、川谷尚亭、比田井天来が相次いで北海道に来遊、彼らから上京を勧められたことで、金子とともに1932年に上京、以降比田井天来に師事した。翌年、上田桑鳩が中心となって結成された書道芸術社に参加した。
戦後は書壇と一定の距離を置いた一方で、師天来と同じように桑原も全国各地を遊歴して書を頒布し、天来の書法を広めることに努めた(ここから、旅の書家とも言われた)。現在でも桑原の書が各地に残されているという。1972年、東宮御所書道御進講となった。1995年3月27日に死去した。なお、1995年に桑原のインタビュー、揮毫の様子を撮影した映像が残されているが、桑原は映像中で「平成七年(1995年)三月十九日」と書いており、最晩年まで矍鑠としていたことが分かる。
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