春夏秋冬、様々な表情を見せる日本の四季は、人々の生活に変化を与え、独特の文化や習慣を生み出す素地として機能してきました。

日本的な画題の起源に着目すると、奈良~平安初期までの日本では、中国画の習熟に重点が置かれ、神仙世界という理想郷や聖人賢君が主題として描かれていましたが、平安中期以降、国風文化の興隆の中で、より身近な日本の自然風景や習俗、生きものなどが主題となるやまと絵が勃興します。多彩な色使いや装飾、繊細で情趣的な表現は、日本人の感性や美意識に訴えかけてくるようです。

自然美のひとつ、四季折々に咲き誇る草花は、やまと絵に源流を持つ琳派の絵師達にも多く画題として用いられてきました。

琳派とは、他の流派のような世襲といった形ではなく、先の絵師への私淑(リスペクト)によって断続的に継承されてきた、いわばある作風を共有する絵師達を指すカテゴリーのようなものです。江戸初期に京都で活躍した俵屋宗達を創始とし、中期の尾形光琳・乾山兄弟が復興、後期に江戸の酒井抱一が継承し、その後、鈴木其一、中村芳中、池田孤邨、山本光一、神坂雪佳らへと受け継がれました。にじみの効果を出すために用いられた「たらしこみ」の技法、大胆な構図やいくつかのパターンの組み合わせで描くデザイン性の高い表現、金や銀を背景に配するなどのきらびやかで装飾的な意匠は、西洋のアール・ヌーボーやアール・デコ、クリムト、マティスなどの作品にも影響を与えたとされています。

今回の展示では、梅雨の雨に打たれた新緑が生き生きと輝く季節に、色とりどりの草花をテーマとした作品を集めました。長きに渡って日本人の心の中に脈々と生き続けた琳派を始めとする絵師達が各々の作品に閉じ込めた自然美をどうぞお楽しみください。

日時: 平成29年6月24日(土)・25日(日)
午前10時~午後5時 【入場無料】

会場: 株式会社縁
美 想 空 EN art gallery & space
大阪市中央区南船場4-8-6 渕上ビル9F


今回のテーマは「琳派と草花画」です。
四季折々咲き誇る草花は、古くから日本画の題材として用いられ、人々の眼を楽しませてきました。
琳派を始めとする絵師達の色彩豊かな自然美の表現をお楽しみ下さい。
また会場では、お煎茶のふるまいもございます。


春夏秋冬、様々な表情を見せる日本の四季は、人々の生活に変化を与え、独特の文化や習慣を生み出す素地として機能してきました。

日本的な画題の起源に着目すると、奈良~平安初期までの日本では、中国画の習熟に重点が置かれ、神仙世界という理想郷や聖人賢君が主題として描かれていましたが、平安中期以降、国風文化の興隆の中で、より身近な日本の自然風景や習俗、生きものなどが主題となるやまと絵が勃興します。多彩な色使いや装飾、繊細で情趣的な表現は、日本人の感性や美意識に訴えかけてくるようです。

自然美のひとつ、四季折々に咲き誇る草花は、やまと絵に源流を持つ琳派の絵師達にも多く画題として用いられてきました。

琳派とは、他の流派のような世襲といった形ではなく、先の絵師への私淑(リスペクト)によって断続的に継承されてきた、いわばある作風を共有する絵師達を指すカテゴリーのようなものです。江戸初期に京都で活躍した俵屋宗達を創始とし、中期の尾形光琳・乾山兄弟が復興、後期に江戸の酒井抱一が継承し、その後、鈴木其一、中村芳中、池田孤邨、山本光一、神坂雪佳らへと受け継がれました。にじみの効果を出すために用いられた「たらしこみ」の技法、大胆な構図やいくつかのパターンの組み合わせで描くデザイン性の高い表現、金や銀を背景に配するなどのきらびやかで装飾的な意匠は、西洋のアール・ヌーボーやアール・デコ、クリムト、マティスなどの作品にも影響を与えたとされています。

今回の展示では、梅雨の雨に打たれた新緑が生き生きと輝く季節に、色とりどりの草花をテーマとした作品を集めました。長きに渡って日本人の心の中に脈々と生き続けた琳派を始めとする絵師達が各々の作品に閉じ込めた自然美を、どうぞお楽しみください。

日時: 平成29年6月24日(土)・25日(日)
午前10時~午後5時 【入場無料】

会場: 株式会社縁
美 想 空 EN art gallery & space
大阪市中央区南船場4-8-6 渕上ビル9F


今回のテーマは「琳派と草花画」です。
四季折々咲き誇る草花は、古くから日本画の題材として用いられ、人々の眼を楽しませてきました。
琳派を始めとする絵師達の色彩豊かな自然美の表現をお楽しみ下さい。
また会場では、お煎茶のふるまいもございます。