戸隠スキー場からの「長野県信濃美術館」

先日、「長野県信濃美術館 東山魁夷館」へ立ち寄って参りました。
(訪れたには3月初頭でしたので少し時間が空いてしまいました…)
 
なぜ、大阪市内の会社の大阪在住の社員がそんな遠方へ?って感じですか?
個人的な趣味ですが、冬場はスノーボードをするために福井・石川・岐阜・長野・まれに新潟・・・。と北陸方面へのスキー場へ毎週末のように往復しておりました。
 
togakushi
 
今回は、戸隠スキー場。
スキー場の規模は大きめで、斜度も変化に富んでいて面白いです。
毎年、行っていますが飽きないですね。
有名な戸隠そばのお店も点在しています。お蕎麦好きの方にもおすすめです。
あとは、戸隠神社に戸隠忍者・・・。
 
今回のスキー場のお話はここまでとして^^;
(私がスノーボードの話を語りだすとそれだけで終わってしまいます)
 
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スキー場の帰りに善光寺へ観光してきました。
正しくは「友人が」ですが。
 
私はというと、友人を後目に善光寺から徒歩10分ほどの美術館を訪れたというわけです。
 
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東山魁夷館では「風景との対話」と題された展示が開催されておりました。
(期間によって展示内容は変わります)
 
今回の主役である「東山魁夷」の簡単な説明を。
 
「東山魁夷」1908-1999
昭和から平成時代の日本画家。
結城素明に師事し、昭和8年にドイツへ留学。
数々の賞を受賞。静謐な風景画が印象的。
神奈川県出身。東京美術学校(現東京芸大)卒。本名は新吉。
 
とまぁ、ここでは略歴まで。
詳細な内容はグーグル先生の方が詳しいですのでそちらへお任せして。
 
正直なところ、東山魁夷の作品を私はあまり扱ったことがなく(高価な作品が多いです)、
今回の展示を見るまでは、名前こそ知っているが実物には馴染みがないという作家でした。
 
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展示「風景との対話」だけあって、風景作品がメインです。
 
神秘的な自然の表現方法は実物の作品でみるとやはり圧倒されるものがあります。
「青」や「緑」の自然の美しさ、そして、そこに浮かび上がる「白」の雪を帯びた木々など、
見ていてその景色に引き込まれる感じは、実際に作品を観ないと伝わらないものだと思います。
 
今回の展示で面白かったのが「スケッチ・下図」です。
 
魁夷以外の日本画家も作品を完成させる前にスケッチや下絵を書く場合は多いです。
ですが、大抵の展示は本画のみか、下絵が一点あれば良いほうではないでしょうか?
一つの作品に対して、スケッチ・写生が数点、小下図、大下図と展示があったのはとても興味深く、また、作者の作品を描く際の考えや迷い、拘りを垣間見ることが出来ました。
 
魁夷の作品を購入するとなるとそれ相応の金額を覚悟しなければならないですが、
こういった美術館で作品を見るだけでしたら、非常にリーズナブルです。
自然風景の絵が好きな方には特に実物を見て頂きたい!お勧めしたい作家です。
 
長野県信濃美術館以外にも実は魁夷の作品を展示している美術館は幾つかありますので、
機会がありましたら、是非!
 
長野県信濃美術館 東山魁夷館
http://www.npsam.com/
 
戸隠スキー場
http://www.togakusi.com/