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年にたった一度のチャンス!伊藤若冲が無料で見られるってホント!?

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仙人掌群鶏図

こんにちはっ!オデ子です!
皆さん、11月初旬 3連休のお出かけスポットはお決まりですか?
 
先日、箕面の有名な温泉地の近くでお買取に伺ったんです。
その時、古い物が大好きな奥様から「そういえば 豊中市に、伊藤若冲さんが見られるお寺 がありましたわよね」という話題に。
 
エエッ!!豊中に!?私が住んでいたこともある、あの豊中にィッ!?
 
びっくり仰天のオデ子、さっそく帰路の車内でリサーチ開始。
そしてとうとう突き止めました!
 
大阪府豊中市小曽根にある 西福寺(さいふくじ)さんでは、毎年 11月3日文化の日、虫干しを兼ねてナント 無料公開 してくださるのだそうです!スゴ~イ!!
 
何が見れるのかって?
 
Drrrrrrrrrrrrrrrrr……(ドラムロール)
ドドンッ
 
重要文化財
仙人掌群鶏図(襖絵)
です!
 
伊藤若冲「仙人掌群鶏図」

(引用元:図録「若冲 特別展覧会 没後200年 Jakuchu 京都国立博物館」より)

 
伊藤若冲としては珍しい金地に、当時は珍しかったに違いない仙人掌(サボテン)と、若冲が得意としていた鶏の絵です。これは重要文化財になっていて、1973年(昭和48年)には切手のデザインにも採用されていたので見たことがある人も多いハズ。
 
紙本墨画蓮池図 という水墨画も所蔵しているのですが、2021年6月の読売新聞によると、3年かけて修理を行うことが決まったとの情報もあるため、現在は修復中で見られないかもしれません。
 
伊藤若冲「紙本墨画蓮池図」

(引用元:図録「若冲 特別展覧会 没後200年 Jakuchu 京都国立博物館」より)

 
この絵が西福寺に残ることになった経緯には、天明の大火で若冲が被災したことや、木村蒹葭堂 をはじめとして若冲との交流があった大阪文化人たち。そして鰻谷(現在の大阪市中央区島之内、弊社から近い!)で薬問屋をしていた 吉野五運 が大きく関わっているようです。ご縁っておもしろい。
 
コロナ禍には公開を中止していたため、2022年から再開したそう。
オデ子、お寺さんに確認取ってみました。
 
Drrrrrrrrrrrrrrrrr……(ドラムロール)
ドドンッ
 
今年も開催です~!!!!
 
 
★2023年11月3日(金)文化の日
<場所> 西福寺

〒561-0813 大阪府豊中市小曽根1丁目6−38( Google Maps
<時間> 10:00~16:30
<参拝料> 無料
<駐車場> なし
<アクセス> 阪急「服部天神」駅から徒歩約15分
※雨天中止

 
 
過去に拝観した方のブログなどを読んでみると、大行列で1時間以上待つこともあったようですから、飲み物や帽子・上着・晴雨兼用の傘など、準備をしっかりしておくほうがよさそうです。
 
また、近隣は静かな住宅街です。
行列で長時間待つときも、住民の方にご迷惑にならない配慮したいですね☆
 
豊中市小曽根にある西福寺さんは、音楽のコンサートイベントなども催されていて、若い人でも気軽に来られるような、オープンで親しみのあるお寺を目指しているんですって。
 
うちのボスも絶対行くって言ってたこの貴重な公開日、雨が降らないことを全力で祈りましょう!!
(虫干しを兼ねた無料公開なので、雨が降ると中止になります。ご注意を!)
 
 
 
あ、そうそう。せっかくの3連休ですもの。
近隣エリアにある、オデ子の オススメお出かけスポット も紹介しておきますね!
立ち寄りに観光に、最適ですよ~♡
 
 
・足の神様「服部天神宮」
羽生結弦選手が足を怪我した時には、すごい量の治癒祈願絵馬がありました。こじんまりしたお宮さんですが、駅からスグなので行きやすい!
 
足の神様「服部天神宮」
 
 
・四国うどん
コレコレ!!う~ん♡コレが飲みたかったのよ!と唸っちゃう、美味しいお出汁のおうどん。豊中から引っ越してしまった今でも、わざわざ足を運ぶほど大好きなうどん屋さんです。しかも服部天神さんのすぐ隣!お参りしたらお昼ご飯はココ。ちらし寿司も◎
 
四国うどん
 
 
・豊南市場(ほうなんいちば)
一駅先、阪急「庄内」駅から行ける市場です。とても活気があり、肉・魚・野菜はもちろん、乾物や練り物、お惣菜、金物屋さんや美味しい焼きそば屋さんなどなど、いろんなジャンルの専門店がひしめきあい、目移りがとまらな~い!時には音楽イベントなども開催される、安くて楽しい市場です。クーラーバッグをもってレッツゴー!近くには休憩できる喫茶店もありますよ。
 
豊南市場
 

啓蟄から見る二十四節季

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啓蟄から見る二十四節季

皆さんこんにちは。C・Kです!

 

最近は少し肌寒い日もあるものの、春らしい暖かな日が増えてきましたね!
聞くところによると今年の春は短く、すぐに夏になってしまうのだとか・・・・
今のうちに春を堪能しておきましょう!

 

ニュースや天気予報を見ていると最近「啓蟄(けいちつ)」という言葉を耳にしました。
 
「啓蟄」は二十四節季(にじゅうよんせっき)の一つで、冬に眠っていた虫たちが地上に出てくる時期だとか・・・だいたい3月5日~3月19日頃ですね。ご存じの方も多いと思います。

 

では、二十四節季とは何を目安に日付が決まっているのでしょう?

 
テントウムシ

(引用元:PAKUTASO

 

答えは「太陽」です!

 

二十四節気は太陽の動きをもとにしています。太陽が移動する天球上の道を黄道といいますが、この黄道を24等分したものが二十四節気です。今回の「啓蟄」は太陽黄径345度になる日を言います!

太陽黄径・・・・・黄道を等角に分割した座標。 特に春分点を座標ゼロとして360度に当分したものを言う。

 

また、この二十四節季の一つ一つを3分割した七十二候というものもあります。
それぞれ、初侯・次侯・末侯という三つの侯があり、啓蟄も初侯・次侯・末侯に分けることができます。ここですべての七十二候を上げるとかなり長くなってしまうので、啓蟄の3つだけ紹介します。

 
 

初侯:蟄虫啓戸(すごもりむしのとをひらく)(3月5日~3月9日頃)

 

木の皮の間や土の中、落ち葉の隙間で巣ごもりしていた虫たちが外に出てくる時期。
虫と言っていますが、ここでいう虫は冬眠から目覚めるすべての生き物を指します。

 
蛙

(引用元:PAKUTASO

 

次侯:桃始笑(ももはじめてわらう)(3月10日~3月14日頃)

 

桃がその年始めて咲く時期。
昔は“咲く”という言葉を“笑う”と表現したそうです。ゆっくりと開いていく桃の花は、ほほ笑んでいるようにも見えますね。

 
桃の花

(引用元:PAKUTASO

 

末侯:菜虫化蝶(なむしちょうとかす)(3月15日~3月19日頃)

 

冬を越したチョウの蛹が羽化し、羽ばたく時期。
文字通り、菜虫(大根などの葉につく青虫のこと)であったさなぎが羽化し、美しい蝶へと生まれ変わり、羽ばたく頃です。

 
蝶

(引用元:PAKUTASO

 
 
二十四節季の中で、啓蟄の次は春分(3月21日~4月4日頃)で、春分の次候、3月末頃が桜始開(さくらはじめてさく)。
 
今年は桜の開花期間も短いのだとか・・・。皆様お花見はできましたか?
代わりに掛軸で堪能するのも一興かもしれません!弊社ホームページで取扱いがありますのは、例えばこちら
 
最後までご覧いただきありがとうございました。

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画家たちが見せたかったもの。その原動力の考察と掛軸の楽しみ方。

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雪景色

画家たちが見せたかったもの。
~その原動力の考察と掛軸の楽しみ方~

明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
年女のオデ子です。24歳です。永遠に。ピョンピョン♪

 
年賀状2023
 

今日は私が身をもって体験したリアルな日本画の世界を、文字に乗せてお届けします。小説フレーバーでお楽しみください。

 

— 開演のブザー —

 

毎度おなじみキャンプが趣味のオデ子。近年は夏よりも冬のほうが快適でお気に入りだ。
入念に天気予報をチェックし、スノータイヤに履き替え、いざ出発。
大阪からつながる高速道路をいつもよりだいぶ手前で降ろされ、下道を走る。

 

凍結に注意しているためか、どの車も最徐行。
地元民と思しき車を見倣って、慎重にタイヤを転がして進む。

 

やたらと顔を火照らせる暖房が煩わしい。
すこし窓を開けて換気してみたり、エアコンをつけたり消したり。
山が近いせいかラジオの感度が悪く、居心地の悪さに苛立ちを感じ始めた頃だった。

 

民家ひしめく道路を抜け、山と田畑にかこまれた道路に出たとたん・・・

 
 
ブワァッ・・・・!
 
(BGMは是非これをどうぞ:風の通り道 byとなりのトトロ
 
 

吹き抜ける風、目の前に真っ白な景色。
アッという声すら出ないまま、息をのんだ。

雪景色
 

なんだあちこちに立ち上るあの煙は?まさか火事?
いや・・・、煙ではない。
湯気でもないだろう。あんなところに温泉が湧いているという話は聞いたことがない。

 

ああ、木の上に積もった雪だ。
枝の揺れるリズムに合わせて、冬の風がフレアスカートをたなびかせている。

 

しかしこの既視感はどうだ。
そもそも私の人生で積もった雪を見たことなど十指に満たない。数えるのもおこがましい。
そんなわたしが空き部屋の多い脳みその傍らに置いている白い景色といえば、もう、これしかない。

 
雪景山水
 

そうだ、これは雪景山水。大阪の骨董屋へ訳も分からず入社した頃は「なんじゃこの色塗り忘れたような絵は」と思っていたアレだ。

 

心臓が納まっているらしい胸のあたりがムズムズし、なぜか鼻から眉間にかけてジリっと熱を感じる。
吸い込んだはずの息が一瞬詰まり、素っ頓狂と表現する他ないようなおかしな声とともに、思い出したように二酸化炭素を吐き出した。

 

「!・・ッひぃや~ぁあ・・・・」

 

窓を開け冷たい息を吸い込み、土と雪のにおいを味わいながら何度も何度も感嘆の溜息をつき、憑りつかれたようにスマホの撮影ボタンを押す。

 

そのときふと気づいてしまったのだ。
何百年も昔から画家たちが絵を残しているのは、いま私がやっていることと同じなのではないか?

 

五感が捉えた感動を、記憶の中だけでなく誰かに伝えるために具現させたい。デコ丸出しの骨董屋のスタッフが書くような拙い文字ではなく、色も情景も空気感さえもを視覚で伝えたい。いろんな人に見てもらいたい、自慢したい。「私はこんなにも美しいものを観たぞ!」と・・・。

 

なんだ、昔も今も同じじゃないか。かつては画像を伝え残すために技術や知識が必要だったが今は馬鹿みたいに手軽になった、それだけのこと。簡単な話だったのだ。

 

妙な納得を自己満足的に手に入れたあとは、その新鮮で美しい景色を先人たちの目を借りて見ているような、なんとも不思議な感覚だった。

 

— 終幕 —

 
 
 
 

さて、オデ子らしくない物言いはこの辺にして、とにかく思ったことはですよ?

 

「そら絵に残したくもなるわ!!!」ですよ。

 

めっちゃ綺麗やったんです。ほんと。写真に残すの手軽になったとか言いましたけどね、オデ子の撮影スキルじゃ限界ありますわ。あの時見たのとなんか全然違いますわ、写真。

雪景色
 
 

かつて我が社で扱った商品画像で比較してみましょう。ここはサルが近所を走り回ってるので、この絵はもしかしてこのキャンプ場で描かれたのじゃなかろうか。

雪景色
到着してみると入り口もサイト内も見渡す限り雪の中。
大阪でもあまり積もらないですから、そんな積もった雪を見ちゃったりしたら”♪オ~デ子はよ~ろこび に~わ駆~っけま~わり~”ですよ。いつも立寄る薪売りのおっちゃんに「おまえは犬か!」とほんまに言われました。ほんまに犬ってそんな駆け回るんですかね?
足跡
ギュムギュムと鳴る積もりたての雪。踏む感触と音が楽しくて、そこら中に足跡をつけました。
雪に椿
ほ~らもう完全に一致です。
この掛軸もこのキャンプ場で描かれt(略
椿図
昔は現代に比べて刺激や娯楽の少ない時代だったでしょうから、こういう「大自然」によってつくられるエンターテイメントは、私たちの味わっている興奮よりももっとずっと大きかったかもしれませんね。
 
古物に関わる仕事や趣味がなければ、基本的にほとんどの人が掛軸に触れる機会なんて少ないと思います。
 
►先祖から譲り受けたはいいものの、価値があるのかよくわからない。
►遺品整理で出てきたものの、自分は興味がない。
►床の間もないし、飾る場所がない。
►蔵の中に眠らせたまま、重い腰が上がらないでいる。
►掛軸は詳しい人や研究者、鑑定眼がある人のためだけの物だと感じる。
 
そうおっしゃる方、感じる人はたくさんいます。確かに、予備知識がなければ怖い一面を持っているのが骨董の世界。信頼できる骨董屋さんを知らなければ自分の眼を鍛えるしかありません。
 
でも私が気付いたことを踏まえて皆さんに伝えたいことは、
 
そんなの関係ねえ!綺麗なもんは綺麗だし、カッコイイもんはカッコイイんだ!!
 
ってことです。
骨董も掛軸も、一部の博識なオジサンたちだけの物って決まりは無いですもん。
掛軸とはなんぞや?日本画ってなに?中国画ってどんな?油絵とかとどんな違いがあるの?そんな人でも楽しむのは自由!是非手軽にみられる私達のホームページで古美術めぐりしてみてください。
 
 

★株式会社縁の商品販売ページ★

 
二十四節気でいうところの小寒(しょうかん)も過ぎましたが、まだまだ雪の季節。七草がゆ(C・Kのブログ参照)は食べましたか?
 
ヤフオクやホームページではこんな冬らしい商品もあります。家の中でぬくぬくおしるこをすすりながら、冬景色を楽しむのもオツってもの。現在売り出し中のウィンターアイテム、ほんの一部をチラ見せ。
 

<松村呉春>雪景山水図 ※2023.01.12(木)21:07に終了します

<松村呉春>雪景山水図
 

▼その他、出品一覧はこちらから

株式会社縁のヤフオク!ページ

 
 

<大島来禽>雪中山水図

<大島来禽>雪中山水図
 

<中村貞以>美人図「雪のよひ」

<中村貞以>美人図「雪のよひ」
 

詳しい理由は分からないけどなんかすごく好き。なぜか分からないけどこの絵から目が離せない。色合いが好みだから飾っておきたい。そんな理由でいいんです。プチプライスもありますから、もし飾ってみたくなったら是非お迎えしてあげてください♪

 

▼掛軸のかけ方だってこれでバッチリです。

 

【株式会社縁】はじめてのkotto入門編Lesson1 掛軸をかけてみよう!

 
 

出張買取や訪問査定、宅配買取もLINE査定など、なんでも対応する私たち買取事業部ですが、譲り受けたお品の中で少しでも心に響く掛軸や骨董品があったら、1つだけでもいいので手元で愛でてみてほしいなと思います。

 

「これ、お値段あんまりつかなかったみたいだし、ちょっと可愛いから売らずに持っておこうかなあ?」

 

そんなお申し出をいただくと嬉しくなっちゃうんです。出張査定したからといって、絶対に全部売らなければならないなんてことはナッシング。 私達が相場をもとに算出したお見積をみて、家族と相談したり悩んだりして、売るものと残すものを選んでくださいね。

 

買取事業部のお仕事をちょっぴりご紹介♪

 
 

そしてなんと、12月限定大好評だった #縁の米キャン2022 を1月も続行することが決定しました!

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お米チャンスを逃さない!
▼株式会社縁 買取事業部へのアクセス方法はコチラ▼

 
株式会社縁 買取事業部
 
フリーダイヤル : 0120-261-540
直通メール : kaitori@art-en.jp
お問い合わせフォーム : https://www.art-en.jp/contact/
公式ライン : https://page.line.me/kaitori-en
買取ラインQRコード
各応答時間 平日9:00~17:00
 
※お写真などの送付は24時間受付可能です。翌応答時間内にスタッフが確認し、お返事を差し上げるまでお待ちくださいませ。
 
★弊社ではご訪問・お持ち込み問わず、新型コロナウイルスの感染拡大防止のための予防策を行っております。入店時・訪問時の消毒やスタッフのマスク着用の徹底、換気、手袋着用での作業など、お客様に安心してご利用いただけるよう努めております。
 
 
★公式SNSも稼働中!
フォローやコメントもお待ちしています。少しずつ内容が違いますので、是非覗きに来てください。
 
いろんな場面でラフに投稿して、人間性が垣間見えるツイッター
 
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お仕事現場だけでなく、その先々で出会った綺麗な風景を切り取った写真なども織り交ぜた
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またね!オデ子でした。
 

「秋の七草」のお話

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「秋の七草」のお話

皆さま。こんにちは。
担当C・Kです。

 

蒸し暑かった夏がようやく過ぎ去ろうとしています。秋がやってきていますね。
今回は「秋の七草」についてお話ししようと思います。

 

以前、七草粥のお話をしたとき、七草粥に使う具材は「春の七草」だと述べました。
実は七草があるのは春だけではありません。秋にも七草は存在するのです!

 

「春の七草」は、正月料理に疲れた胃腸を休め、冬に不足しがちな青菜を補うための七草粥を作るために食用の植物が選ばれています。しかし、「秋の七草」は秋の野に咲く花です。生薬の薬効を持っているものもありますが、食べるためではなく花を見て秋を楽しむための花々で、万葉集の歌人 山上憶良が詠んだ二首の歌から来ています。

 

〇『秋の野に 咲きたる花を 指折りかき数ふれば 七種の花』 
(山上憶良 万葉集  一五三七 巻八)
〇『萩の花 尾花 葛花 瞿麦(なでしこ)の花 女郎花 また藤袴 朝貌(あさがお)の花』
(山上憶良 万葉集  一五三八 巻八)
※「朝貌の花」は、諸説ありますが、「桔梗」を指すのが有力な説です。

 

萩(はぎ)
秋に咲く草という意味で、お彼岸の時に食べる「おはぎ」の由来です。

萩

Wikipediaより)

 

桔梗(ききょう)
根が結(桔)実し、硬(梗)いことに由来する。木偏をとると「吉更(さらにきち)」になるため、縁起物としても好まれました。

桔梗

Wikipediaより)

 

葛(くず)
奈良県吉野付近の古代の地名「国栖(くず)」に由来します。有名な漢方薬「葛根」は葛の根を乾燥させたものです。

葛

Wikipediaより)

 

藤袴(ふじばかま)
花弁が藤色の袴に似ていることから名がつけられました。香りが強く、公家の人々は湯に入れたり、衣服や髪につけていたそうです。

藤袴

Wikipediaより)

 

女郎花(おみなえし)
女性が食べていた黄色い粟飯「女飯(おみなめし)」と花が似ていることから、「オミナメシ」→「オミナエシ」と呼ぶようになったそうです。ちなみに、男性は白いもち米の飯「男飯(おとこめし)」を食べており、白い花だと「男郎花(おとこえし)」と呼ぶそうです。

女郎花

Wikipediaより)

 

尾花(おばな)
ススキの事です。花穂が馬の尾に似ていることが由来です。

尾花

Wikipediaより)

 

撫子(なでしこ)
花が小さく、色も愛すべきところから、愛児のように撫でいつくしむの意味とされています。

撫子

Wikipediaより)

 
これらの花々は昔から絵師たちによく描かれており、掛軸にもたびたび登場します!
弊社の商品にも良く描かれていますよ。
HP513

(小川翠村 萩花群鶉図「露光」(HP513) 一部)

 
HP497

(大出東皐 秋草蝶猫図(HP497) 一部)

 

このように、昔から日本人はその季節で草花を愛で、鑑賞してきました。昨今の異常気象で年々短く感じる秋ではありますが、この「秋の七草」から秋を感じて頂ければ幸いです。
 
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

遊郭探訪記〜江戸幕府公認の色街・大阪新町遊郭跡を歩く〜

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遊郭探訪記〜江戸幕府公認の色街・大阪新町遊郭跡を歩く〜

皆さん、初めまして。

今回よりブログ初参戦のスタッフSです。

 
記念すべき第1回目は、大阪を代表する色街・新町遊郭 について。
時は江戸時代。現在の大阪市西区新町1丁目〜2丁目の辺りに巨大な遊郭が存在しました。
 
マップ
このあたりですね。東に阪神高速、南に長堀通が通ります。
実は、新町遊郭の跡地は、弊社の所在地である南船場から目と鼻の先にあるエリアなんです。
 
それではさっそく探索にいってみましょう〜〜〜
 
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阪神高速高架下
弊社から西へ1分程歩くと阪神高速の高架下に行き着きます。
 
かつてこの場所には川が流れており、そこに 新町橋 という名の橋が架かっていました。
この橋を渡り終えた所に大門(おおもん)と呼ばれる門があり、大門をくぐるとその先にはいわゆる色街が広がっていました。
 
この色街こそが江戸時代、日本三大遊郭の一つ であった新町遊郭です(あとの二つは江戸の吉原、京都の島原)。1627年(寛永4年)、もともとは各地に点在していた遊女屋を一箇所に集めて新しい町を作ったのがこの場所の始まりだそうです。
 
新町遊郭は四方を塀で囲われており、橋のたもとの大門には番所があったようで、人々の出入りは比較的厳しく統制されていました。つまり、この場所に足を踏み入れる為には橋を越え、門をくぐり、番所を通り抜けなければいけない。
 
なかなか簡単には辿り着けないですよね?これが新町遊郭の“非日常感・別世界感”をより一層高めていたのではないかと想像します。
 
新町橋石碑
現在、新町橋の架かっていた場所には石碑が建てられています。
 
山口草平・大阪新町橋図

「大阪新町橋図」山口草平

 
弊社でも過去に、新町橋を描いた作品のお取り扱いをしています。
 
作者は山口草平、大正-昭和期の日本画家です。大阪堀江の元芸妓で画家であった大石順教尼と、一時期結婚していました。
 
摂津名所図会・順慶町井戸辻夜店

『摂津名所図会』「順慶町井戸辻夜店」

 
当時この新町橋は、道頓堀の繁華街など市内側と遊郭を繋ぐ唯一の通路でした。
そのため橋の上には夜店が並び、それは橋の東側の 順慶町 まで続くほど大きな賑わいをみせていたとか。
 
浪花名所図会・順慶町夜見世之図

『浪花名所図会』「順慶町夜見世之図」初代歌川広重/画

出典:国立国会図書館デジタルコレクション

 
歌川広重の浪花名所図会にもこの順慶町の夜市の様子が描かれています。
 
こうやって見ると、色んな物が売られているのが分かってめちゃくちゃ面白いですね。
桶屋に魚屋(干物屋?)に占い、奥に見えるのは女性用の化粧品道具屋でしょうか…?
 
順慶町
こちらは順慶町側の現在の様子。弊社の店舗の場所を●で示してみました。
奥へ進むと御堂筋、そして心斎橋筋商店街に突き当ります。
 
澪標・大阪新町細見之図

『澪標』「大阪新町細見之図」吟古市人/編

出典:大阪市立図書館デジタルアーカイブ

 
さあ、いよいよ遊郭の中へ突入しましょう!
 
この場所から門をくぐって別世界へと入っていったのですね〜当時の男性のドキドキ・ワクワク感を想像しながら進みます。上の絵の中にも明らかに浮かれている人、いますよね(笑)
 
大阪新町 夕陽廓の賑

出典:日本の古本屋

 
こちらは遊郭の内部。当時の賑わいの様子が分かります。
図中右下の新町橋から奥へと真っ直ぐ伸びる道が新町遊郭の中心街、いわゆるメインストリートにあたります。
 
新町
ちなみにこちらが現在のメインストリートの様子。(当時の繁栄ぶりはどこへ…)
 
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さてみなさん、突然ですが 遊郭のシステム はご存知でしょうか??
ここでは新町遊郭の遊び方について簡単にご説明しましょう。
 
新町の遊女には4つの階級があり、その中で最も格が高いのは「太夫 (たゆう)」と呼ばれました。
 
最高位である太夫には容姿はもちろんのこと、深い知性や教養、また品性や内面の人間的魅力など実に多くのものが求められ、それらを体現する太夫は一般庶民にとっては憧れの存在だったようです。
現代でいうと才色兼備のトップアイドルといったところでしょうか?
 
客は「置屋(遊女を抱えておく店で、生活の場でもあった)」で遊女の品定めをし、「揚屋(遊女を招く店)」である料亭・貸座敷に予め指名した遊女を呼んで遊んだそう。ちなみに揚屋に招かれるのは格上の遊女のみ。太夫やその下のクラスですね。
 
以下は「茶屋(揚屋に比べて簡易的な店)」に呼ばれ、さらに格下になると「店付茶屋(茶屋と置屋が一緒になったもの)」で客を迎えました。
 
新町店つき

『浪花百景』「新町店つき」歌川國員/画

出典:大阪市立図書館デジタルアーカイブ

 
客が格子越しに好みの遊女を品定めしています。「みせ(見世)」とは通りに面して設けられた格子張りの部屋を指します。
 
しん町九けん丁

『浪花名所図会』「しん町九けん丁」

出典:国立国会図書館デジタルコレクション

 
こちらは揚屋に招かれる太夫の一行が描かれています。さすがトップアイドル、行列も華やかですね。太夫になるとこうした移動すらちょっとしたイベントになるのです。
 
新町廓中九軒夜桜

『浪花百景』「新町廓中九軒夜桜」里の家芳瀧/画

出典:大阪市立図書館デジタルアーカイブ

 
この場所は新町遊郭の揚屋町街。「九軒町」と呼ばれ、格上の遊女を呼んで遊ぶ揚屋が並んでいました。九軒町には桜並木が植えられており、殊に夜桜の名所として知られていたようです。
 
九軒町
かつての九軒町は現在公園に変わっていますが、隅の方には石碑が建てられており、公園内には当時と同じ桜並木が再現されています。
 
九軒町の有名な揚屋に吉田屋、高島屋などがあります。
1672年(寛文12年)頃に新町遊郭に実在し、絶世の美女と称され歌舞伎や人形浄瑠璃に登場する「夕霧太夫」も上記の揚屋で遊んだことが伝わっています。
 
こうして江戸中期には800名を超える遊女を抱え繁栄を極めた新町遊郭ですが、その後明治初頭の松島遊廓の誕生や芸娼妓解放令の発布、更には1890年(明治23年)に起こった大火の影響で、徐々にその規模は縮小へ向かいます。
 
新町演舞場跡地
高層マンション
 
1922年(大正11年)、高島屋の跡地に 新町演舞場(芸妓による浪花踊などが演じられた劇場)が建設されました。この頃にはすでに揚屋は吉田屋など数軒を残すのみとなっていましたが、その吉田屋も1945年(昭和20年)、大阪大空襲によって焼失してしまいます。
 
二度目の大火の際、この辺り一帯は再び焼け野原となり、唯一焼け残ったのが上記の劇場でした。
戦後、劇場の一部は書籍卸売業を営んでいた(株)大阪屋が社屋として利用していましたが、現在はそれも解体されて高層マンションへ変わっています。
 
そういうわけで、現在の新町には現存する遊郭の建造物はほとんどありません。なんせ二度も焼け野原になってますからね…。
 
そんなちょっぴり寂しい新町遊郭跡ではありますが、それでも歴史の名残や色街の面影は今もそれとなく漂っていますよ。今回は取り上げませんでしたが、散策中「おっ、これはもしかして…!?」というものを私もいくつか発見しました。
 
気になる方はぜひ一度ご自分の目で確かめにいらしてくださいね!
 
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ちなみに現在、新町は美味しいお店のひしめくエリアになってます。心斎橋や難波の喧騒からは少し外れるので穴場スポットでもあります。
 
私は休憩時間にランチがてらよく足をのばしますが、ディナーはもちろん、スイーツの有名店も多々あり、遊郭抜きにして歩くだけでも楽しい所です!
 
少しだけご紹介↓↓
 
餅匠しづく01
餅匠しづく02

餅匠しづく 公式HP より

 
まずはこのブログでも何度か登場している、餅匠しづく さん。
 
味はさることながら、外観もほんまに和菓子屋さんかと疑いたくなるほど洗練されています。お洒落なあの人への手土産にももってこい。
 
ちひろ菓子店01
ちひろ菓子店02

ちひろ菓子店 公式HP より

 
こちらは激うまフィナンシェのお店、ちひろ菓子店 さん。
 
関西の有名なスイーツレポーターちひろさんプロデュースのお店です。
食べた後小っさく叫びたくなるような、そんな味。お店で買い物したら焼きたてのフィナンシェもらえるよ。
 
他にもお気に入りのお店がたくさん!大好きなエリアです。
 
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株式会社縁 では、1Fの実店舗で器と掛軸の販売を行なっております!
器は主に、江戸〜幕末明治期の古伊万里が中心のお取り扱い。
 
弊社の店舗で古伊万里のお買い物 → 新町の遊郭跡巡り → 休憩がてら美味しいランチ → お土産にスイーツのテイクアウト
 
蒸し暑さも段々落ち着き、過ごしやすくなってくるこれからの季節。
ちょっとしたタイムスリップが出来そうな、こんなお散歩コースはいかがでしょう?
江戸時代って遠い昔のようで以外と身近かも…そんな風に歴史に思いを馳せる秋の休日もなかなか粋なもんじゃあないでしょうか(*^_^*)
 
(あっ、できれば散策は平日にお越しください…弊社の店舗は土日祝お休みにしてることが多いです…)
 
 
今回はこのへんで!
 
スタッフの趣味丸出し の投稿にお付き合い頂きありがとうございました。
あー面白かった!やはり遊郭にはいつの時代も人を惹きつける魅力がある気がします。そのうち探訪記第二弾やりたいなぁ。
 
それではまたお会いしましょう〜〜〜