テイクアウト×骨董 – きのこの里の船場坦々麺

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南船場の飲食店さん応援企画!
テイクアウトグルメを骨董の器に盛りつけて、お店の味を目にも美味しくおうちで堪能しよう☆
 
【テイクアウトグルメ × 心斎橋暮らしのこっとう 第1弾】
南船場で有名な「きのこの里」さんのあの!担々麺をテイクアウトして、骨董の器に盛ってみました。
 
きのこの里×心斎橋暮らしのこっとう
伊万里の鮮やかな色絵深鉢と、名物の「船場坦々麺」がなんとも食欲をそそります~♪
 
きのこの里×心斎橋暮らしのこっとう
 
ラーメンやうどんなど麺類を盛るどんぶりのような形の食器は、古伊万里にはあまりないのですが、この蓋付深鉢はちょうどいい大きさです。
柄も主張しすぎず、料理が映えていますね。
 
きのこの里×心斎橋暮らしのこっとう
きのこの里×心斎橋暮らしのこっとう
▲カタツムリがチャームポイント♪
 
きのこの里×心斎橋暮らしのこっとう
きのこの里×心斎橋暮らしのこっとう
▲横の図柄も可愛い!
 
きのこの里×心斎橋暮らしのこっとう
きのこの里×心斎橋暮らしのこっとう
▲蓋の内側にも模様が描かれています。
 
きのこの里×心斎橋暮らしのこっとう
 
[商品詳細]
明治 伊万里 色絵 蓋付深鉢
φ18×h12cm
@ 3,500円(税込)
 
商品にご興味あればお問い合わせくださいね。お取り置き、発送可能です。
 
 
「きのこの里」さんは、MBS毎日放送の情報番組「せやねん」でも放送されたことがあるきのこ料理専門店。きのこの種類は、なんと20種類以上。美容にもいい超ヘルシーなメニューの数々は、特に女性に大人気です。
 
きのこの里×心斎橋暮らしのこっとう
写真の「船場坦々麺」はお昼限定で提供されている名物メニュー。
近隣にお勤めの方なら一度は食したことがあるであろう、もはや老舗の味です。
うま辛スープと肉味噌もっちりとした麺が絶妙に絡み合い、盛られたシャキシャキの野菜も合わさって何度食べても飽きないんです。
 
現在、ディナー営業は自粛中ですが、テイクアウトを受付されています。
「船場坦々麺」や名物「きのこの魔法鍋」がご家庭で楽しめますよ♪
 
▼詳しくはこちら▼
きのこの里 (テイクアウト情報はこちら
大阪市中央区南船場4-10-20 グランドメゾン西心斎橋 1F (心斎橋駅 北12番出口徒歩5分)
TEL.06-6252-4001
食べログ / インスタグラム
※テイクアウトに写真のような野菜はついておりませんので、お好みの具をのせてお楽しみくださいね。
 
実は「きのこの里」さんが入っているビルは、株式会社縁の旧オフィスでした。
「船場坦々麺」は弊社スタッフにとって、おふくろの味と言っても過言ではない思い出の味。
皆さんもぜひぜひご賞味ください!!
 
【株式会社縁は、南船場エリアのお店を応援しています】
ホームページのお知らせページで、南船場のテイクアウトができるお店を紹介しています。
こちら でぜひチェックしてみてください。

「書」の鑑賞について

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担当Kです。
 
新型コロナウイルスが全世界で嵐のように猛威をふるうなか、まさしく嵐が通り過ぎるの待つようにただ、ただ家に居て過ごすという状況を続けております。
 
さて、皆さんは「書」に対してどういうイメージをお持ちでしょうか。
基本的には墨の色一色で文字が書いてあるだけのシンプルな物といったイメージでしょうか。
ちょっと小難しい感じもしませんか?
 
日常生活のなかで、意志伝達の為に使う文字。
それを「書」として捉えるというのは、一体どういう事なのか。
 
現代の書家の中には、カラフルでアーティスティック、刺激的なものも多くみられますが、弊社で扱うメイン商材の江戸、明治期の掛け軸ではあまりそういったものは見受けられません。
沢庵宗彭

(「無事是貴人」沢庵宗彭 1573-1645 但馬出石出身の臨済宗の僧)

 
では、そういった「書」の鑑賞のポイントには何があげられるでしょうか?
 
一般的には、誰が何を書いたかという作者と内容。そこから浮かび上がる時代背景。そして、線の太細や濃淡造形美やバランス余白の使い方筆使いの妙 といったところでしょうか。とても奥が深く、私もまだまだ勉強させて頂いている次第です。
 
上記で書いたことは「書」に造詣が深い方なら、極々当たり前に鑑賞しているポイントだと思います。
 
では、そう言った知識のない、鑑賞に慣れていない方は、どうすれば良いのか。先に「書」について勉強しないといけないのか?というと、必ずしもそうでは無いように個人的には、考えています。単純に書の伸び伸びとした「気持ちよさ」や「すぅーと入ってくる安心感」を感じてみるというのも良いことです。知識や経験ではなく「感覚で」です。
 
例えば、好きな音楽を聴く時、どれほどの人が音楽理論や音楽史を知った上で曲を聴いているでしょうか?これは、私の自論ですが「万物にはリズムが存在する」と。書もまた然りで、必ず筆の運びにもリズムがあります。そのリズムを感じとるというのも作者の気持ちが伝わってきて楽しいものです。
 
そして、自分が良いと感じた「書」が見つかれば、改めて、「作者がどの様な人物なのか」や、書いてある内容を調べてみるとさらに一層、その書について味わう事ができるでしょう。
 
ぜひ、美術館や展覧会、また、弊社の商品でも鑑賞してみてはいかがでしょうか。

おうちで絶景を楽しもう!版画でエア旅行

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こんにちは!バイヤーMです。
 
私達が取り扱っている絵画、掛軸には、その場の風景を切り取った作品が多数あります。
 
飾るとその場所に行った気分になったり、作品の場所に行ったことがある人は懐かしむことが出来ます。これから下記のような風景を切り取った作品を紹介していき、旅行気分を味わって頂きたいと思います。
 
今回は、京都の法観寺の、八坂の塔周辺の風景です。
 
作者は、井堂雅夫先生。
作品名は 「八坂の夏」で、木版画作品です。
八坂の夏
八坂の塔周辺には、京都らしい風情をしたお店が多くあり、観光を楽しむことが出来ます。
また、有名な清水寺も近くにあります。
お寺巡りをし、近くのカフェでゆっくりするのも良いですね。
 
画題の話に戻ると、民家?宿?の二階の窓から見た八坂の塔の風景に見えます。
中々難しいと思いますが、作品と同じ場所を探し、そこから八坂の塔を眺めて見るのも一つの楽しみ方だと思います。
絵画はいろんな楽しみ方が出来るので楽しいですね。
 
これから別の楽しみ方も見つけたいと思いますし、たくさんの方の楽しみ方を聞き、面白い楽しみ方があればまたブログ、SNSで紹介していきたいと思います。

疫病との闘いの歴史 その① 【祇園祭の起源とその時代】

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お久しぶりです。大卍犬太です。
 
テレビやインターネット、今は何を見ても新型コロナの話題ばかり。
全人類が多かれ少なかれ何らかの影響を受けているという未曾有の事態ですよね。
 
さて、学校で習う歴史は、政権交代や中枢の人物に焦点を当てたものがメインですが、感染症との闘いも有史以前から幾度となく繰り返されてきており、それに着目すると、また新しい視座を与えてくれるものだと実感します。
 
今回のテーマは 祇園祭です。
 
いわゆる3密を避けよう、ということで、数々のイベントが中止されていますが、先日、日本三大祭りの1つである京都の祇園祭のハイライトとなる「山鉾巡行」と、みこしを担ぎ練り歩く「神輿渡御」が中止されることが発表されました(4月20日時点)。
祇園祭
そもそも祇園祭の起源をご存知でしょうか?
 
それは、平安時代の869(貞観11)年6月に行われた、神仏習合の祈祷のための催しである「祇園御霊会(ごりょうえ)」です。
 
当時、自然災害や疫病の蔓延は、その名の通り”疫病”神の祟りや、政変や戦乱で非業の死を遂げた人物の怨霊によって引き起こされる(これよりは後の900年代に入ってからのことですが、菅原道真は有名ですね)と考えられており、それらを鎮めるため祈願したのが、御霊会(863年に行われたもものが第1回とされています)で、そこでは仏教経典の読経や、雅楽や舞、民衆参加の踊りなどが奉納されました。
 
祇園御霊会は、疫病の蔓延が、祇園社(今の八坂神社)の祭神である牛頭天王(ごずてんのう)の怒りによるものだとされ、それを鎮めるために行われました。そして、当時の日本を形づくっていた66の律令国の数にちなみ、諸国の悪霊を集めたとする66本の鉾を立て、厄払いをしました。これが現在のような山鉾の形になった時期は、正確にはわからないそうです。
 
ちなみに同年7月には、2011年の東日本大震災と同じ、東北の三陸沖を震源とした、マグニチュード8.3にも及んだとされる大地震、貞観地震が発生しています。
 
その他にも、この貞観期(859~877年)前後には、各地で地震が頻発し、九州では隕石が落下、富士山や阿蘇山の噴火、さらには朝鮮半島からの海賊の来襲、応天門の変という政変、干ばつに水害など、日本は幾多の大惨事に見舞われています(南海トラフでの巨大地震(仁和地震)は、887年に発生しました)。近年の地震の頻発、首都直下型地震、富士山の噴火などが懸念される現状と、貞観期との類似を指摘する学者もいます。
 
科学のなかった1000年以上前の人々の感じていた恐怖は、想像を絶するものと思いますが、度重なる惨事を経てもなお、当時の文化が脈々と受け継がれているという事実に、勇気をもらえるのではないでしょうか?
 
現在の難局を乗り越えた先の将来に何を残せるのか、我々も問われているのだと思います。
 
大卍犬太でした。

その人気はアマビエ以上!?「鍾馗」様

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スタッフの C・K です。
今、新型コロナウイルス除けとして妖怪のアマビエが話題となっていますが、こちらの神様はご存じでしょうか?
アマビエ
掛け軸や屏風などによく描かれる 鍾馗(しょうき)です。
 
主に中国の民間伝承に伝わる神様です。
日本では、疱瘡除けや学業成就、魔除けの効があるとされ、端午の節句に絵や人形を奉納したりします。平安時代末期にはその姿が確認されています。
 
鍾馗の由来は諸説ありますが、もともとは中国の唐代に実在した人物であったとする説が有力なようです。
 
中国、唐の時代、楊貴妃で有名な6代皇帝玄宗がマラリアにかかり床に伏せていました。
 
玄宗は高熱のなかで夢を見ます。
宮廷内で小鬼が悪戯をしてまわりますが、どこからともなく大鬼が現れて、小鬼を捕らえて食べてしまいます。
玄宗が大鬼に正体を尋ねると、「自分は終南県出身の鍾馗という人物である。昔、官吏になるため科挙を受験したが落第し、そのことを恥じて宮中で自殺した。だが時の皇帝、高祖は自分を手厚く葬ってくれたので、その恩に報いるためにやってきた」と告げます。
 
夢から覚めた玄宗は、病気が治っていることに気付きます。
感じ入った玄宗は著名な画家の呉道玄に命じ、鍾馗の絵姿を描かせます。
その絵は、玄宗が夢で見たそのままの姿でした。
 
この時から、邪気除けとして、新年に鍾馗図を門に貼る風習が行われるようになったそうです。
 
昨今、新型コロナウイルスの猛威におびえる私たちだけでなく、昔から病におびえる多くの人々にとって心のよりどころであった神様のようです。