【鬼滅の刃・小噺 その⑤ 】鬼滅の面 – 天狗と狐

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こんにちわ。バイヤーA です。
 
「鬼滅の刃」では鬼を狩る人たちは、剣術の修行を「育手」と呼ばれる師匠の元で励む事になります。主人公の竈門丹次郎もまた、鬼狩の師匠に弟子入りすることになり、その人物がなかなかインパクトがありましたのでご紹介します。
 
天狗の面を被った老人です!名前は、鱗滝左近次(うろこだき さこんじ)。
鱗滝左近次

(出典:みんなのランキング)

 
素顔は決して見せず、常に面を被っているようです。何やら理由は、若い頃に優し過ぎる顔立ちを鬼に馬鹿にされた事が原因だとか。
狐の面

(出典:逆転いっしゃんログ)

 
そしてこの天狗爺さんは、自分の元を卒業した子供達に狐の面を彫って「厄除けの面」として持たせています。厳しくも優しい師匠です。
 
 
実は、現実世界においても古くから 天狗と狐 は深い縁があり、飯綱山(長野県)の 飯綱権現(飯綱三郎天狗)は、いわばカラス天狗のような姿で白狐の背に乗り、秋葉山(静岡県)の 三尺坊天狗、大雄山(神奈川県)の 道了尊 も同様に、天狗の乗る「白狐」を神使としています。
 
弊社で取り扱う掛軸においても、山岳仏教・修験道に関わる作品はしばしば見受けられます。
 
【飯綱権現(飯綱三郎天狗)奥村恭法作】
飯綱権現
【三尺坊天狗(秋葉山)】
三尺坊天狗
その他、天狗と狐、それぞれ単体でも勿論描かれており「鱗滝さんの面」と同じように、魔除の効果はあるようです。
 
【弊社取り扱い商品】
弊社取り扱い商品
特に白い狐、お稲荷さんは掛軸の画題としても多岐に渡ります。
 
【河鍋暁斎作】
弊社取り扱い商品
種類の多い画題は、コレクターの方からも愛されて多くの人に蒐集されています。皆さんも、ご自身の蒐集品に何か一つこだわりを持って集められるのも、掛軸を楽しむ一つの方法としてオススメします!

美術品の強い味方

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こんにちは!担当のNです。
 
長い梅雨もそろそろ終わりが見え、カラッとした天気も増えてきましたね。
 
気候が変わりやすい季節は、美術品にとっても湿気が大敵になります。特に書物や着物などは湿気を嫌うことから 桐箱 とは相性がよく、大切に保管するために欠かせない存在です。
 
桐箱には 調湿性耐火性 が高いという特性があり、劣化や破損、火災や水害から守る役割があります(燃えにくい、水が入りにくい、湿度が一定に保たれるといった効果です)。ほかにも 防腐虫が嫌う 成分を含むという高性能ぶりです。
桐箱
日本人は古来より物を大切に扱うという習慣があり、美術館や博物館などで収蔵している美術品をはじめ、沢山の品々が次の代へと受け継がれてきました。
 
また、現代では、お歳暮やお中元の食品なども桐箱に入っていたりと、用途の幅がとても広く万能の保存箱と言えますね。大切な品々を長く愛用するためのお供に、桐箱を使ってみてはいかがでしょうか。
 
弊社オークション(こちら)で、掛軸の時代箱〜現代の箱までの取り扱いがあります。お気軽にご利用ください。

骨董の「紫」②

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バイヤーAです。
 
もうひとつ、骨董界で 「紫」が印象的なのは 茶道 でしょうか。
茶道といえば 大徳寺 が頭に浮かびます。
今回は、茶道と密接な関係のある「大徳寺」にまつわる「紫」を紹介します。
 
禅で有名な大徳寺は「大徳寺の茶人面」と称され、茶の湯と大徳寺の関わりはかなり深いです。
大徳寺
大徳寺は京都の「紫野(むらさきの)」にあります。平安時代は貴族が狩りをする場だったのですが、紫野の名称の由来は、むらさきの染料として用いられた紫草が多く自生していたことから、らしいです。
 
そんな大徳寺関連の掛軸には、かならず…「大徳寺派 ○○」「前大徳 ○○」「紫野 ○○」と、老師のお名前の前に位が付きます。
紫野01
紫野02
「紫野」昌道 とあります。
前大徳01
前大徳02
こちらは「前大徳」大徹… ですね。
 
大徳寺派→前大徳→紫野 この順に位は上がり、掛軸の価格も上がります。
 
そして、同じ塔頭(たっちゅう)なら、老師のお年が高い 方が、また歴史的に、より「茶道」と縁の深い塔頭 の方が、価格が高くなります。お軸の状態や他にも多くの事が関係すると価格は変わりますが、「位」だけで新品の物に限りシンプルに判断すると、上記の順になります。
 
最高位は、やはりムラサキの「紫野」。
 
京都の「紫野」には平安京以前から疫病を鎮める為に疫神を祀る神社仏閣が多くあったとされ、現在に至るまで疫病退散の神として崇められています。やはりムラサキの地は古より、疫病を鎮め、邪鬼を払う土地だったのでしょうね。
 
「紫」に関して二話続けてお話させていただきましたが、次回は依然人気の「鬼滅の刃」に戻りたいと思います。漫画の連載が終了したものの、お菓子や関連グッズが巷に増えてきて子供達に財布を狙われている日々です…。
 
それではまた。

骨董の「紫」①

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お久しぶりです。バイヤーAです。
 
前回「紫色」についてお話ししましたが、骨董の世界においても は貴重な色とされています。
 
弊社が取り扱う掛軸の表具、裂地 の世界でも古い「高野裂」「辻が花裂」などの、江戸時代以前の名物裂においても「紫」は希少価値が高いです。
裂地01
裂地02
他には、掛軸や道具を保管する 収納箱の紐。これらは「真田紐」と呼ばれますが、その中でも紫は位の高い色とされています。
紐01
少し話が逸れますが、戦国時代には 「御約束紐(おやくそくひも)」 というルールがあり、紐の柄や色、結び方に多くの秘密や決まり事があったようです。千家、裏千家、武者小路などお茶の流派や、一部には個人の柄も決められていたみたいですね。
 
今でいうと 紐柄がID結び方がパスワード。箱の中身の真贋(しんがん)を見分ける重要な要素であり、また紐の結び方で開封されたかどうかもわかります。紐の柄は時代によって異なるので時代考証にもなるといいます。
 
現在でも真田紐は色や柄が沢山ありますので、自分だけの「御約束紐(おやくそくひも)」を箱に掛けて楽しむのも良いですね。
 
 
更に 皇族が使用する紐 となるとまた一味違います。天皇陛下の装束や所有物は、古来から海の貝類や海牛から取れた紫袋で染められ 古代紫・貝紫 のものが使われているみたいです。
紐02
去年行われた、新天皇陛下即位に伴う「剣璽等承継の儀」でも三種の神器を入れた袋と紐は紫の色で荘厳な感じがしましたね。
 
 
最近は、一般の方でも古代紫の使用は認められておりますので、真田紐の場合で言えば、主に 目上の方への贈答品 などに使われるようです。
紐03
皆さんも蒐集品の中身を楽しむのは勿論ですが、それらを収納する箱や紐にも色や柄で価値も変わってくる骨董品ならではの楽しみ方があり、自分で愉しむのは勿論、普段からお世話になっている方に、そっと「紫」を添えてみるのはいかがでしょうか。

コンビニスイーツ×骨董 – ファミリーマート その2

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コンビニスイーツ×骨董 – ファミリーマート その2

海外からも評価が高いというコンビニスイーツ骨董に盛って、さらに美味しくいただいちゃおう企画☆
 
【コンビニスイーツ×心斎橋暮らしのこっとう】 ファミリーマート 第2弾です!
 
心斎橋暮らしのこっとう×ファミリーマート2
☆黒みつしみうま生どら焼 with
☆ファミマのNEWアイスコーヒー
 
心斎橋暮らしのこっとう×ファミリーマート2
いつ行っても売り切れだった大人気の生どら焼、ようやく買えました〜!
 
心斎橋暮らしのこっとう×ファミリーマート2
たっぷりのクリームとあんこに大満足。
しっとりした生地に黒蜜がしみしみで、甘くて本当に美味しいです♡
 
心斎橋暮らしのこっとう×ファミリーマート2
ごちそうさまでした♪
 
 
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江戸後期 伊万里 金彩色絵 白鷺と花 五寸皿
φ15.4×h3.3cm @ 2,500円(税込) <在庫3>
 
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スイーツを食べたらちょっとアンニュイな白鷺ちゃんがお目見えの五寸皿。
まわりのお花と金彩がより白鷺ちゃんを引き立ててますね。
 
心斎橋暮らしのこっとう×ファミリーマート2
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