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幽霊考察

こんにちは!
 
本格的な梅雨に入ってきたこの頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか!このじめーっとした季節を乗越えればもう夏です!
楽しみがいっぱいの夏ですよ!
 
みなさん夏といえばなにを思い浮かばれますか?
 
「夏は海で海水浴場にバーベキュー!」
「ビアガーデンでビールをグビグビ
「夏祭りに花火大会♪」
 
なんて思われてる方が多いのではないでしょうか。
わたしは骨董という仕事柄か、この季節になると出会うことが多くなるものがあります。
 
それは………
 
そう、幽霊ですʕʘ‿ʘʔ
 
といっても幽霊の掛軸ですが、見るたびに「おー、怖っ!」と背筋がゾクッとてしまいますね。
 
足のない幽霊を初めて描いたとされるのが円山応挙というのは有名な話ではありますが、今回はそんな幽霊についてのお話をしようと思います。
 
そもそも幽霊ってなんぞや?という話ですが
【幽霊】とは亡くなった人が成仏できず、生きていたときの姿でこの世に表れた姿とされるもの
 

そうそう、このイメージ!
うらめしや~と言いながら出てくるあいつですね。
 
日本の幽霊ってどれも足がないのが印象的ですよね!
そして絵画で幽霊と一緒に描かれることが多いのが柳の木です。
 
 


幽霊と柳。この2つが描かれるのにも理由があるそうです。
柳という字は「木」と「卯」と書いて、「卯」は太陽がのぼる東の方角、つまり陽の気を表しています。対して幽霊は見るからに陰ですよね。この2つを描くことによって陰陽調和がなされています。
 

 
幽霊と柳、「陰」と「陽」の考え方の根底にある
陰陽五行思想は江戸の人々の暮らしに深く根付いていた古代中国の自然哲学で、江戸時代の人々のモノの考え方を理解する上でとても重要になってきます。
 
↑うーん、なるほど( ̄∇ ̄;)
 
陰陽五行と江戸時代の関係はとても長~いお話になってしまいそうなので、またの機会にでもお話できればと思います。
 

ちなみに江戸時代の幽霊画は魔除けの縁起物としても重宝されていました。陰気で怖いものがあると悪鬼や魔物が寄りつかないという考えがあったようですね!毒をもって毒を制すといったところでしょうか。たしかに怖~い幽霊の絵が飾ってあれば入りたくなくなるのもわかるような…(・_・;
 

いまでこそ幽霊=怖いというイメージですが、江戸時代の人々にとっては幽霊=魔除けのありがたいもの、だったのかもしれませんね。
 
今回は幽霊についてのお話でした。
そしてヤフオク!で前回好評だった納涼特集。今年もやります!(*゚▽゚*)
 

人気の幽霊画をはじめガイコツや妖怪など、弊社商品を出品しておりますヤフオクにて納涼特集を開催する予定です。
 
時期に関しましてはブログ、ツイッター、インスタにて通知致しますので、みなさんこの機会に是非ご覧になってくださいね。
 
それでは担当Nでした。次回の更新もお楽しみに♪