おうち時間にお花を添えて – ハナミズキ

こんにちは。
担当のC・Kです。
 
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
自粛期間中、運動不足解消の為に散歩に出かけていましたが、ふとこちらの花をよく見かけました。
 
なんのお花かご存じでしょうか?
ハナミズキ01
正解は ハナミズキ です。歌手一青窈さんの有名な曲もありますね。
 
色はこちらのピンクのほかに白や赤があります。花のように見えますが、これは実は、総苞片 (そうほうべん) と呼ばれる葉っぱ。春に大きくなり、色づきます。一番の見頃は4月中旬~下旬です。
 
また、10月頃にむけて赤い実をつけ、晩秋には紅葉を楽しむことができます。
ハナミズキ01
この花について調べてみると、原産国は日本ではなく、北アメリカでした。
 
ハナミズキは、1912年、当時の東京市長・尾崎行雄がアメリカ・ワシントン市の親日家たちにサクラの苗木を送った返礼として、1915年に日本に送られたそうです。別名を アメリカ山法師(やまぼうし)と言い、アメリカから渡来したときに、日本の山法師に似ているのでとりあえずこの名前がつけられたようです。
 
西洋では、ハナミズキについてこんな伝説が語られています。
 
ハナミズキはイエス・キリストを磔にする十字架の材料にされたといわれています。昔、太くしっかりした幹だったそうです。ハナミズキの木はそれを深く悲しみました。すると、その後、今のように幹は曲がって細くなり、総苞片は十字架の形、中央の花はイエスの冠のように、実はイエスの血の色の赤となったそうです。
 
今も伝説を人々に伝えているのです。
 
このように、日本だけでなく、アメリカでもハナミズキは愛されているようですね。