星に願いを・・・7月7日に流行ってほしいもの

担当:Kです。
 
7月7日 は、言わずと知れた 「ポニーテール」の日 ですね!
女性の髪形の中で、かなり好きな髪形で…ではなく、一般的には「七夕」ですね。
 
実は、織姫のヘアスタイルがポニーテールであったからという説があることから、あながち関係ないわけではないのですが(笑
 
 
今回は、7月にピッタリな掛軸のご紹介とともに「七夕」についての雑学 をいくつかご紹介します。
方谷豊宗掛軸
【作者:方谷豊宗】
昭和12年福岡県生まれ。大徳寺派別格地 崇福寺住職。方谷浩明老師(大徳寺第12代管長)の徒弟となり得度する。昭和34年大徳寺派安養寺住職・宗会議員・参事などを長年歴任する。
 
 
この絵の短冊は5色?かどうかは判断がし辛いですが、本来は 5色の短冊 を飾るようで、5色のそれぞれに「木」「火」「土」「金」「水」の意味があり、中国の「五行説」が由来 となっているそうです。木が青色、火が赤色、土が黄色、金が白色、水が黒色なんですが、紫に変わっているのは、宇宙の物の形が変異することを表している為です。
 
また、この短冊、習字や織物の上達を願うものであった ようですが、いつからかノージャンルに自分の願いを短冊に託す形が定着しています。令和の時代にどれほどの人が、習字や織物を嗜んでいるかと思うと、まぁ時代とともに変化するのも納得ですね。
 
そもそも論ですが「七夕の伝説」に短冊に願いを記すという項目自体が無いことから、後から完全にアレンジされた内容のようですね。
 
節分に恵方巻を食べるのは、関西の海苔問屋が海苔を売るために考え出した行事だったり、バレンタインデーが、チョコレート業者の「バレンタインにはチョコを贈ろう」と広告をしたことによって日本独自のイベントになったり…。色んな方々の思惑というか、「商業主義」に侵されたイベントよりは、「七夕」の方が健全なイベントだと言えるかもしれません。
 
なかなか残念な話になってしまいましたが、残念ついでにもう一席。
 
「織姫」と「ひこぼし」、大体の方は恋人同士で、何かしらの?数奇な運命によって引き裂かれ、年に一度の七夕の日にしか会えないロマンティックな物語としてイメージ している人が多いようですが、この二人は、夫婦で新婚の時に二人で長らく遊びほうけていたのが原因で引き離され、年に一度だけしか会うのを許されない間柄になったというのが伝説の本来の姿のようです。
 
 
さて、七夕の日が、ポニーテールの日であることを皆さんに認識して頂き、巷の女性の大勢がその日だけでもポニーテールにならないかなぁと思ったので、今年の短冊は 「ポニーテールが流行りますように」 としておこうかと思います。