掛軸紹介 <木村松亭> 阿波踊り図

【掛軸紹介】
阿波踊り図
<木村松亭>
《表具》 長さ 192㎝ 横幅 48㎝
《本紙》 長さ 113㎝ 横幅 36㎝
 
木村松亭 阿波踊り図
 
絵の右上には、昭和20年に徳島大空襲で焼失するまで徳島市のランドマークとして親しまれた、
大滝山三重塔(徳島市の眉山にあった仏塔)が描きこまれています。
 
その忘れえぬ景色とともに、阿波踊りの様を楽し気に色鮮やかに描いたこの作品は、
まさに木村松亭の名品だと言えるでしょう。
 
 
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【木村松亭】1885-1948
明治18年生まれ、昭和23年64歳没。
阿波の絵師。犬伏真渕の弟。
守住貫魚門人の中で最も傑出した画人とされた森魚渕のもとで
兄と一緒に住吉派の画を学び、歴史画・花鳥画を得意とした。
徳島市富田浦幟町の人。
一時期、香川県大川郡引田町に住んで居る頃は前田垂穂とも称す。
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徳島の地に多くの作品を残し、門人を育てた阿波の住吉派は、
明治20年代にできた徳島絵画協会では中心的な役割を担い、大いに発展しました。
 
門弟たちは阿波国雅癖会という美術団体を組織し、門下の描く風俗画がきっかけで
「阿波踊り」という言葉が生まれたようです。
 
 
 
こちらは「心斎橋 暮らしのこっとう」 掛軸展示販売コーナーにて、販売中です。
ぜひ、本物をお近くでご覧ください。
 
 
木村松亭 阿波踊り図
木村松亭 阿波踊り図
木村松亭 阿波踊り図
木村松亭 阿波踊り図
木村松亭 阿波踊り図
木村松亭 阿波踊り図
木村松亭 阿波踊り図
木村松亭 阿波踊り図
木村松亭 阿波踊り図
木村松亭 阿波踊り図
木村松亭 阿波踊り図