これを知ったら骨董探しがより楽しくなる!
スタッフによる骨董うんちく話★
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こっとう☆うんちく…その26
【ヘタウマなキャラの識別方法】
ゆるすぎて
わからなければ
花を見る
古伊万里の器には色々な動物が描かれていることも多く、その愛らしさに人気が集まります。弊社でも最近、珍しい「ゾウ」の文様が描かれた通りもんが、飛ぶように旅立っていきました。
こちらの深鉢にも、何やら生き物らしきものが。ただ、目があるからかろうじて生き物とわかるけど・・・というくらい ゆる~い ですね(汗)
こんな時、よくペアで描かれる植物を知っていると便利 です。
これは「牡丹に唐獅子」。
百獣の王とされる獅子と、百花の王とされる牡丹の組み合わせ は、勇猛さと華麗さを備えたまさに 最強 を意味します。武士に好まれ意匠として甲冑などに用いられたり、権威を示すために襖絵などにも多く描かれました。
また、これとは別の由来として、仏教経典から来た「獅子身中の虫」ということわざをご存じでしょうか?
組織の内部にいる裏切り者、恩を仇で返すような人のことを指す言葉ですが、それを「獅子の体内に寄生しその命をも脅かしかねない虫」と例えています。
そして、その虫の薬となるのが牡丹の花にたまる夜露なのだそうで、獅子と牡丹は切っても切れない関係 というわけです。
その他のペアを挙げてみますと・・・
「松に鶴」「梅に鶯」「紅葉に鹿」「柳に燕」「桐に鳳凰」など。これらはそう、花札にも描かれている組み合わせ。
他にも、「竹に雀」「粟に鶉(うづら)」などがあります。
最後に、植物ではないのですが、弊社でも大人気の「ウサギ」は「波」と一緒に描かれることが多く「波兎」と呼ばれます。うさちゃんがなぜ陸におらず、波に乗っているのでしょうか??
これはぜひ皆様で、調べてみて下さいね。
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