たんとうの夏、日本の夏。

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最近睡眠の質が悪く疲れ気味のたんとうです・・・。寝てる間の室温管理って難しいですよねえ。

 

昨日は弊社の程近くに位置する難波神社にて、恒例の氷室祭が催されていたのでコッソ~リ楽しみに行くつもりだったのですが、、、

 

嗅ぎ付けた我が社の社員。

 

 

ある者は仕事を持ち越して。

 

 

一同、とつげき~!!!

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まずはこれですよねえ♪

外で食べるジャンクフードは格別であります。

 

そうこうしていると、特別ステージで和太鼓の演奏が始まりました。

 

 

たんとうも大大だーい好きなノーベルの「男梅」のCMは、毎年氷室祭で奉納太鼓をされている、この「倭太鼓飛龍」さんなんだそうです!!

 

 

テレビをつける習慣がない我が家なのでCMを見たことはないのですが、それを聞いて勝手に親近感が沸くたんとう。

 

ちなみに株式会社縁の社長および専務も男梅の大ファンで、会社のお菓子ボックスには常に男梅シリーズが陳列されております。ありがたや~

 

もう彼ら、とにかくカッコエエんです。

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女性もかっこええ。

 

 

 

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素敵なお背中の男性陣・・・

 

 

 

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タオルは持ってますか~!?と観客を楽しませる演出も。

 

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なんとフィナーレは太鼓に乗るッ!

余談ですが、学生時代は吹奏楽部に所属していたたんとう。とある学校で演奏された曲で和太鼓が使われていて、この長ーい撥で叩く和太鼓の音がなんとも言えず好きだなあと思った記憶が蘇りました。

 

演奏中しつこく「かっこいい・・・ああ。。。かっこいい・・・・・」と呟き、同行した家人に白い目で見られるたんとう。

 

それになんといっても、夏の夕方に暑さの残る空気の中、神社から響く太鼓の音。これ、これ、これですよ。暑いのも人混みも苦手だけど、神輿や地車、太鼓に笛の音、威勢のいい掛け声・・・心ときめかずにいられない私は結局お祭り女なのかもしれませんな。

 

 

古いものが廃れていく時代でも、こういうのを好きだなあと感じる日本人の心は廃れないものなのですね。難波神社なんか特に、御堂筋という都会のど真ん中に位置する神社ですから、行事なんかを見ていると現代と歴史が交わる神秘的な場所だなあと感じます。

 

きっと骨董もそうなんです。小さな豆皿を手にとって眺める。それだけで、その手の中には歴史が交錯し現代と過去のヒトの思いが出会う、素敵な空間になっている。もっと沢山の人に感じて欲しいなあ。

 

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たんとうの今夏目標完遂にはあと、浴衣・花火・蚊取り線香!

夏は苦手と言っておきながらしっかり楽しむことは忘れないのです。

 

 

 

 

たんとう、西洋画に目覚める?

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みなさんこんにちは!ついにホームページのブログにも登場、フェイスブックのおちゃらけブログでおなじみの“たんとう”でございます。
このゴールデンウィークのできごとはフェイスブックのほうで紹介しておりますので、よかったらこちらも読んでみてくださいね♪

 

 

さてさてワタクシたんとう、ツイッターの更新などもコソコソとやっているんですが、今日はこんな絵がタイムラインに流れてきて「お?」となりました。

 

 

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タイムラインをざ~っと流しているところだったのでそのときはちゃんと見てなかったんですよね。

 

よくよく思い返してみると、
(あれ?西洋画なのに床にお布団敷いてたな??なんか女の子しんどそうだった気がするしな。もっぺん見てみよう)

文面にコンスタンチン・フラヴィツキー『皇女タラカーノヴァ』(1864)とあったので早速検索。
するとこれ、床にお布団敷いてるんじゃなくてまさに洪水真っ只中でベッドのてっぺんまでお水が迫ってきているまさにその場面だったんですね。

 

検索結果にはこの絵が帯になったこんな本の紹介も。

 
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おぉっ、おもしろそうっ・・・!!

 

 

作者の中野京子さんはロマノフ家の他にもハプスブルク家やブルボン王朝を題材にした12の物語シリーズ、怖い絵シリーズなど、歴史や謎解きを練りこんだ本をたくさん書いてらっしゃるようです。

 

名画で読み解く ハプスブルク家12の物語

 

 

これまで正直あまり西洋画には興味がなかったのですが、ちょっと興味のわいてきたたんとうです。

 

日本画ではよく風刺画や故事成語、縁起物を組み合わせたり、同じ内容の絵を何人もの画家がそれぞれの表現で描いたりしますが、西洋画ってそういう観点でいうと描くものの視点が違うような・・・?

 

美しさを追及しているという点はもちろん日本画だろうが西洋画だろうが共通している部分ですね。でもその内容としては、西洋画はもっともっと人間味を生々しく絵の具に塗りこめている気がします。しかもそれが風俗画でも風刺画でもなくて、生きている人間の正負の感情を美しさというキャンバスにドカーンと表現しているというか・・・わたくしたんとう、ただ今自分の語彙力の無さに打ちひしがれております。

 

中野氏の著書を読んだら、乏しい語彙力をどないか搾り出してまたブログにしますね♪(多分)

 

 

そうそう、よかったらツイッターもお付合いください!面白い画題をみつけたときや日常の何気ない一言、ぼちぼち~っと更新中です。
えんのツイッター

 

 

ではでは、よい週末を~!

戸隠スキー場からの「長野県信濃美術館」

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先日、「長野県信濃美術館 東山魁夷館」へ立ち寄って参りました。
(訪れたには3月初頭でしたので少し時間が空いてしまいました…)
 
なぜ、大阪市内の会社の大阪在住の社員がそんな遠方へ?って感じですか?
個人的な趣味ですが、冬場はスノーボードをするために福井・石川・岐阜・長野・まれに新潟・・・。と北陸方面へのスキー場へ毎週末のように往復しておりました。
 
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今回は、戸隠スキー場。
スキー場の規模は大きめで、斜度も変化に富んでいて面白いです。
毎年、行っていますが飽きないですね。
有名な戸隠そばのお店も点在しています。お蕎麦好きの方にもおすすめです。
あとは、戸隠神社に戸隠忍者・・・。
 
今回のスキー場のお話はここまでとして^^;
(私がスノーボードの話を語りだすとそれだけで終わってしまいます)
 
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スキー場の帰りに善光寺へ観光してきました。
正しくは「友人が」ですが。
 
私はというと、友人を後目に善光寺から徒歩10分ほどの美術館を訪れたというわけです。
 
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東山魁夷館では「風景との対話」と題された展示が開催されておりました。
(期間によって展示内容は変わります)
 
今回の主役である「東山魁夷」の簡単な説明を。
 
「東山魁夷」1908-1999
昭和から平成時代の日本画家。
結城素明に師事し、昭和8年にドイツへ留学。
数々の賞を受賞。静謐な風景画が印象的。
神奈川県出身。東京美術学校(現東京芸大)卒。本名は新吉。
 
とまぁ、ここでは略歴まで。
詳細な内容はグーグル先生の方が詳しいですのでそちらへお任せして。
 
正直なところ、東山魁夷の作品を私はあまり扱ったことがなく(高価な作品が多いです)、
今回の展示を見るまでは、名前こそ知っているが実物には馴染みがないという作家でした。
 
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展示「風景との対話」だけあって、風景作品がメインです。
 
神秘的な自然の表現方法は実物の作品でみるとやはり圧倒されるものがあります。
「青」や「緑」の自然の美しさ、そして、そこに浮かび上がる「白」の雪を帯びた木々など、
見ていてその景色に引き込まれる感じは、実際に作品を観ないと伝わらないものだと思います。
 
今回の展示で面白かったのが「スケッチ・下図」です。
 
魁夷以外の日本画家も作品を完成させる前にスケッチや下絵を書く場合は多いです。
ですが、大抵の展示は本画のみか、下絵が一点あれば良いほうではないでしょうか?
一つの作品に対して、スケッチ・写生が数点、小下図、大下図と展示があったのはとても興味深く、また、作者の作品を描く際の考えや迷い、拘りを垣間見ることが出来ました。
 
魁夷の作品を購入するとなるとそれ相応の金額を覚悟しなければならないですが、
こういった美術館で作品を見るだけでしたら、非常にリーズナブルです。
自然風景の絵が好きな方には特に実物を見て頂きたい!お勧めしたい作家です。
 
長野県信濃美術館以外にも実は魁夷の作品を展示している美術館は幾つかありますので、
機会がありましたら、是非!
 
長野県信濃美術館 東山魁夷館
http://www.npsam.com/
 
戸隠スキー場
http://www.togakusi.com/

一禅一悟(2)

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こんにちは!縁の某です。

 

今回も禅語の解説、「一禅一悟」です。

 

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今日の言葉は・・・「三級浪高魚化龍」(さんきゅうなみたこうして うおりゅうとかす)です。

 

中国最古とされる王朝、夏王朝を開いた兎(う)が、黄河の治水をした際、龍門山に三段の爆布ができました。これを見事に登り切った鯉が龍になるという伝説からきた言葉です。目の前に立ちはだかる難問に挑み、それを超えたものが到達する境地があるのだ、という教えです。

 

端午の節句に立身出世を願って鯉のぼりを立てるのは、ここからきています。また、後漢書・李膺(りよう)伝の中に、若手官僚の登用を図った李膺が行った厳正な試験に合格した者を「登龍門」と呼ぶとあり、ここから登竜(龍)門という言葉ができました。

 

端午の節句や、誕生・出世・栄転などの茶会に掛けられる言葉です。

 

http://page3.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/c552716586

 

 

 

“One Zen word, one enlightenment” by En corporation

 

Zen words are master’s invent to give hints to disciple as a chance of spiritual awakening.

En will help your enlightenment (?) by giving you a short explanation of Zen words.

 

Today’s word is “三級浪高魚化龍” (Sankyu Nami Takoshite Uo Ryu To Kasu).

 

“Fishes which swim up a three-stage waterfall become dragons.”

 

This phrase is based on a legend recorded in Houhan Shu (The History of the Late Han Dynasty)of China. When Yu who was a legendary emperor of Xia Dynasty executed flood prevention for the Yellow River, a three-stage waterfall was created at Longmen mountains. A lot of fish tried to swim up the waterfall but only carp could finish and thus became dragons. It teaches that there is a state of mind which only those who practised hard could reach.

 

Japanese custom of decorating Koinobori or carp streamer for Boy’s Day celebration in May to wish for the healthy growth of boys is based on this legend.

 

This scroll is often hanged in May or at tea ceremony to celebrate birth, success in life, or promotion.

 

http://www.ebay.com/itm/252360712284

一禅一悟(1)

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こんにちは!縁の某です。

 

今回は、弊社でも扱いの多い掛軸の題材のひとつ「禅語」の解説をしてみたいと思います。

 

禅語は、不立文字・教外別伝(文字や言葉ではなく体験によってのみ会得できること)を基本とする禅において、なんとか悟りを開くためのヒントを与えようとする、工夫の賜物です。禅語を読み、味わうことによって、唯一無二の真理にたどり着くことも、不可能ではないかもしれません。

 

ひとつの禅語でひとつ悟りに近づく。題して、「一禅一悟」。

 

皆様の開眼のお手伝いができたら(?)と思います。

 

山花開似錦

今日の言葉は・・・「山花開似錦」(さんかひらいて にしきににたり)です。

 

これは、北宋時代に編まれた公案集、碧巌録(へきがんろく、1125)の中にある、禅僧大龍智洪の言葉です。

 

修行僧が大龍に 「色身敗壞。如何是堅固法身 (しきしん はいかいす いかなるか これけんごほっしん」、肉体など形あるものは必ず滅ぶが、永遠不滅の真理とは何か、と聞いたところ、大龍は 「山花開似錦。澗水湛如藍 (さんかひらいて にしきににたり かんすいたたえて あいのごとし)」、山花は錦のように咲き乱れ、谷水は藍色に湛え澄む、と答えました。

 

つまり、美しく咲き誇る花も、青く澄んだ谷川の水も、どちらも移ろい変化し続けている、そのことこそが永遠に変わらぬ真理だ、ということなのです。

 

眼前の大自然の営みに真実の姿を見る、悟道の真髄を表しているといえるでしょう。

 

お茶室では、4月に掛けられることが多いです。

 

 

 

 

“One Zen word, one enlightenment” by En corporation

 

Zen words are master’s invent to give hints to disciple as a chance of spiritual awakening.

En will help your enlightenment (?) by giving you a short explanation of Zen words.

 

Today’s word is “山花開似錦” (Sanka Hiraite Mishiki Ni Nitari).

 

This phrase is recorded in a famous text, Piyenlu (Hekiganroku, The Blue Cliff Record, a collection of Zen Buddhist koans compiled in China during the Song Dynasty).

 

This is a reply of a Zen monk, Dalong Zhihong to a monk asking him what an immortal dharma body would be like.

 

This forms a couplet with “澗水湛如藍 Kansui Tataete Ai No Gotoshi”.

 

Flowers on the mountain bloom, which look like brocade, and a valley is full of water which look deep blue.

 

The point is that transient workings of nature before your eyes themselves are the ultimate truth.

 

At tearooms, this scroll is often hanged in April.