骨董男子?写真を撮る。

弊社の9Fのギャラリーでの新しい企画が現在進行中です。
今までは、購入しなくても楽しめる、書画販売会といった感じで何度か企画展を行ってきましたが、
ちょっと変化をつけた企画を弊社ならではのカタチで皆さんに提供できたらと皆で奮闘しています。
 
「骨董品、美術品は難しそう」のイメージを打破できる、楽しい企画になる予定です。
11月あたりに開催予定となっていますので皆様、期待してお待ち頂ければと思います。
 
この新しい企画に先立って、色々写真を撮っています。
アラフォー男子(もう男子ではなくだたのオッサンか…)があーでもない、こーでもないと唸りながら撮った写真がコチラです。
 
 

 
ワタクシ、「超~かわいぃーんですけどぉぉーー」と心のなかで叫んでいました。
最近の女子高生は言わないのでしょうか?
イントネーションは「超~↑↑ かわいぃーん↓↓ですけどぉぉーー↑↑↑」的な感じです。もういいですか?書いてて恥ずかしいので。
久しくそんな年代の女子との会話を交わさなくなったので、彼女たちは、完全にTVのなかの存在だったりします。
 
骨董の器に、クッキーのアヒルさんを砂糖菓子を水に見立てて浮かべてみました。
完全にお菓子の主張が強すぎて、器に目が行かないような気もしますが、そこは「あえて」ということにしておいてください。
 
一緒に写真を撮っていた男子(彼もアラフォーのオッサン)と二人で「これ、マジで可愛くないですか!?」と薄暗い撮影ブースで言い合っているさまは、きっと「株式会社 縁」の闇の部分なのでしょう。そっとしておいてください(汗)
 
お付き合いのあるプロのカメラマンは何名かいるのですが、やはりそこは「プロフェッショナル」料金も「プロフェッショナル」。
もちろん出来上がってくる写真も言うまでもなく「プロフェッショナル」です。
プロ、プロと連呼していますが、憧れと敬意の表れですので、決して料金に対する不満とかではないです(笑)
 
とは言え、弊社の台所事情はそこまで、ブルジョアではありません。毎日、ステーキだー。お寿司だー。フォアグラだーとは、贅沢できません。
家庭料理よろしく、そこそこ美味しい料理で日々の食事を済ませ、ここぞという時にだけ良い店にお出かけするわけです。
 
弊社が広告媒体や商品の写真を用意する場合は、大半が社内の人間です。
専門的なカメラの知識や技術のある者はおらず、それでも試行錯誤しながら写真を撮っています。
アマチュアの割には、それっぽい写真が撮れているんじゃないかなーと自画自賛していたりします。
 
 
さて、骨董品、特に皿や茶器などの食器に類するものは、どこまでが「食器」であって、どこからが「鑑賞品」になるのでしょうか。
少なくとも、私にはその区切りをつけるべきボーダーラインはわかりません。
 
はっきりと区分けできる基準は恐らくないと思いますし、そもそもそこに無理やりはめ込むようなものでもないですが、ずっとショーケースに展示されているだけの食器はやはり食器ではなく、芸術品であり「鑑賞品」といって差し支えないと思います。
 
ただ、ひとつ答えがあるとすれば、それは「所有者の思い」だと思います。
普段使いしたいという「思い」があれば、たとえ1億円オーバーの中国の青磁の器も、ちょっと高価な食器となるわけです。
 
「思い」には勘違いや先入観、固定観念が付き纏います。
その辺りをもっと柔軟な「思い」にできるような試み、企画を皆さんに提供できたらと思っています。
それが、あのファンシーな写真かいっ!というツッコみは受け付けま・・・・・・・・・・す!(笑)
 
 

担当 加藤