「経年美化」ってすてき

こんにちは。スタッフのnyanです。
 
緊急事態宣言も延長され、まだまだステイホームが呼びかけられていますね。
この機会におうちでの暮らしを見直されて、家を購入される!なんて方も多くなっていると聞きました。
その中でも、ヴィンテージの家具は今とても流行りだそうで、ジャンルは違えど古いものを扱っているものとして嬉しい事です。
 
かくいう私も、お部屋への意欲がぐっと高まり、ずうーーっと憧れていましたヴィンテージの トライバルラグ を購入しました!
 
こちらです。↓ ※手前の1枚です。
トライバルラグ
トライバルラグとは 「部族の絨毯」 という意味で、主に西~西南アジアの遊牧民の移動生活の中から生まれたものです。1点1点手作業によって織り上げられており、全てが世界にひとつのオリジナルです。なのですごくお値段もはるんですよね~。
 
お店で写真を撮らせてもらって、、2週間何度も何度も眺めて、、えいっ!!と勢いをつけて購入を決意…!
 
トライバルラグとひとくちに言っても、民族によってそれぞれ柄が異なり、柄に込められている願いも違うそうです。私が購入したこちらのラグはバルーチ族という民族が織ったもので、濃い色を組み合わせたのシックな色調、ベージュをアクセントとして入れ込むのが特徴のひとつです。そのベージュは「暗闇に光る宝石」と呼ばれているそうで、、かっこいい!
 
ちょっとくすんだ色味が落ち着いていて私もとても気に入っています。
 
ちょうどこのラグの購入を悩んでいた時期、某鑑定団の番組でトライバルラグが登場しました。私のラグよりもずっと大きく立派なもので、数百万円の鑑定額がついており、驚きでした。その時、持ち主の方は汚さないようにと壁につってかざっていらっしゃったのですが、鑑定士の方が、是非床にしいて乗ったり踏んだりして使ってくださいとおっしゃっていました。
 
その時に紹介していました 【経年美化】 という言葉にハッとしました。使うことで劣化するのではなく、美化させていく…という考え方がとても素敵で感銘を受けました。
 
弊社のバイヤーも日頃、表具はもちろん紐1本に対しても、新しい綺麗なものに変えてしまうのではなく、その時代のものをそのまま伝えていきたい、と語っていたことを思い出し、経年美化という言葉を聞いた時、そういうことかと腑に落ちました。
 
時代を大事に古いものを扱っていきたいと改めて思う機会でした。
みなさんにも共感していただけましたら幸いです!