夜空を彩る流星群

みなさま、こんにちは。
担当C・Kです。
 
暑かった夏が過ぎ去り、徐々に冷え込んでまいりましたね。秋は四季の一つでありながら、終盤に差し掛かるにつれて冬の訪れを日増しに感じる季節でもあります。季節の移り変わりに伴い、風邪など召されていませんでしょうか?どうぞご自愛くださいませ。
 
さて、今回は美術品、骨董品から離れ、これから見られる天体のお話をしたいと思います。
星の観測は夏がメジャーですが、冬もなかなか代表的な星座があります。
 
冬の星座と言われて皆さんすっと思いつくのはオリオン座でしょう。そんなオリオン座の名前が付いた流星群があることはご存じでしょうか?
流星

(参考画像)

 
オリオン座流星群 は、毎年10月21日頃に活動のピークを迎える流星群です。今年もちょうど先週末頃がピークでした。観察された方もいらっしゃるかもしれませんね。活動自体は11月7日までしているそうなので、運が良ければまだ見られるかもしれません。オリオン座とふたご座の間に放射点があり、流星は放射点が空に昇ってくる21時頃から流れ始めます。真夜中ほど放射点が高く昇るため観察に適しており、ピーク時には1時間で5個程度の流星が出現するそうです。
 
見逃した、また流星を見たいという方は今後も流星群はあります。
 
11月12日頃には おうし座北流星群、12月14日頃にはオリオン座流星群より出現数の多い ふたご座流星群 があります。(※ただし、冬の夜は非常に寒いので防寒にはご注意ください。)特にふたご座流星群はしぶんぎ座流星群、ペルセウス座流星群と並ぶ年間三大流星群で、毎年1時間あたり20~30個ほど出現します。条件が良いときは、1時間に50~60個、出現することもあります。
 
都会じゃ見れないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。
 
確かに星座観察するには都会の明かりは妨げになりますし、観察しにくいのは否めませんが、都会の明かりから目を離し、少し夜空を見つめてください。だんだんと目が慣れてきて一等星を有する星座の形がぼんやりと浮かんできます。特にこの時期、オリオン座は見つけやすい星座です。
 
実際、筆者は夜も街明かりがまぶしい場所に住んでいますが、オリオン座は見つけられます。オリオン座が見つかればそのすぐ横のオリオン座流星群、ふたご座流星群の場所は大体わかります。じっと見つめているとす~っと星が動きます。これが流星群です。
 
日頃、都会の明かりに慣れた方は夜空の明るさを忘れがちですが、ふと上を見つめると真っ暗な空には美しい明かりがあります。美しい星々は都会の喧騒を忘れさせてくれます。たまには心を落ち着かせ、星空を見つめてみてはいかがでしょうか?