こっとううんちく【ユニークな形にユニークな呼び名】

これを知ったら骨董探しがより楽しくなる!
スタッフによる骨董うんちく話★
 
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こっとう☆うんちく…その21
 
こっとううんちく
 
【ユニークな形にユニークな呼び名】
 
この形
ブルース・リーも
愛でていた
(?)
 
 
以前、「望料」(もうりょう)という形状の蓋付き碗をご紹介しましたが、今回の形状にも独特な呼び名があります。
そば猪口もこの碗の影響で作られたものがあります。
 
それは・・・「広東形」(かんとんがた)。
 
高台(底に付けられた円形の”足”の部分)が高く、胴の部分が逆さにした台形のような形状
なぜこれが広東形と呼ばれるのかといいますと、18世紀の中国清朝で作られた磁器で 広東の港から輸出された雑器を「広東焼」と呼び、その形状に影響を受けた から。
江戸の天明期(1781~89年)から文政期(1818~1830)頃までの一時期流行し、盛んに作られたそうです。
 
これだけ制作期間が形状ではっきりしているものも珍しいのではないでしょうか?
 
※ちなみにブルース・リーというのは「広東」だからというだけで、直接関係はありません。「香港形」ではないので、ご注意を(笑)
 
 
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