こっとううんちく【可憐ながら意外に骨太!な、この文様】

これを知ったら骨董探しがより楽しくなる!
スタッフによる骨董うんちく話★
 
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こっとう☆うんちく…その28
 
こっとううんちく
 
【可憐ながら意外に骨太!な、この文様】
 
大きな葉
小花とセットで
ほりえもん?

 
 
こちらには、丸く大きな葉っぱが印象的な水草が描かれているのですが、当然ながら「堀江」文ではありません(笑)
 
「河骨」文(こうほねもん)といいます。
 
コウホネはスイレン科の水生植物で、泥のたまった沼や小川などに自生します。夏(6~9月)に黄色く小さな花を咲かせます。
花言葉は「崇高」。泥沼から美しい花を咲かせることが悟りを表すということで仏教的に珍重されるハスにも、その生き様は似ていますね。
 
和名であるコウホネには諸説あるようですが、一説に 白くて太い地下茎が骨のように見える ことから、河の骨、河骨 と呼ぶようになったとされています。
 
そして、このコウホネの葉っぱを様々な形に配してデザイン化した文様が、家紋 として使われてきました。これで「ほりえもん」と言った理由がわかりましたでしょうか?単なるウケ狙いではありません!平安時代中期の貴族で武将だった、藤原為憲の血筋を引く 堀江氏 などが家紋として用いてきたそうです。
 
ちょっとひっかけみたいな五七五で、すみません。器探しの際にこの文様が出てきたら、ぜひご注意ください。
 
 
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