スタッフnomori散歩

お久しぶりです。
nomoriです。
 
普段私が買い物したり、散歩に行くところにも骨董に関わるものやお話があります。
今から幾つか紹介しますので、散歩に行っている気分でお楽しみ下さい😊
 
①蛸地蔵〜岸和田城
 
まず南海本線 蛸地蔵駅で途中下車。
蛸地蔵駅の上を見上げてると、綺麗なステンドグラスがあります。
ステンドグラス
皆様何を描いているか、ご存じでしょうか?
 
よく見ると大きな蛸と戦う人々が描かれているのがわかります。
調べて見ると・・・タコがこの地の人間を救ったという伝説が!!
 
時は戦国時代。かの有名な織田信長をも苦しめたことで知られる雑賀・根来衆が中村一氏(一説には松浦備前守とも)の守る岸和田城に押しかけ、あわや落城かと思われたその時、海の向こうから大小さまざまなタコの軍勢が現れ、自慢の毒墨で敵兵をさんざんに蹴散らしてしまったという伝説があり、この言い伝えは絵巻物(天性寺聖地蔵尊縁起絵巻)にも描かれていて、先程の駅のステンドグラスにも描かれています。
 
私もこういった伝説や地域に根付いた伝説などを描いた面白い作品を仕入れたいと日々思っています。
 
 
続いて歩いて近くの岸和田城へ。
 
岸和田城は建武新政期に楠木正成の一族、和田高家が築いたと言われいます。
 
天正13年(1585)羽柴秀吉は紀州根来寺討滅後、叔父小出秀政を城主とし、秀政によって城郭整備され、天守閣もこの時に築かれました。小出秀政・吉政・吉英、松平(松井)康重・康映をへて寛永17(1640)年、岡部宣勝が入城(6万石、のち5万3千石)。以後、明治維新まで岡部氏13代が岸和田藩を統治しました。
 
今回は岸和田城の中へは入らず庭へ。
 
岸和田城庭園(八陣の庭)は、昭和28(1953)年に重森三玲が設計・作庭を行った回遊式枯山水庭園です。重森三玲は、弊社では軸装された書の作品を多数扱ってきた有名な作庭家です。
岸和田城庭園
岸和田城庭園は、地上からだけでなく、のちに建築されることが決まっていた天守閣や、航空機などの発達で上空から観賞されることを意図して設計されるなど、伝統的な日本庭園にはなかった独創的なデザインで、現代庭園の画期となった作品と評価されています。
 
実際近くで見ても、計算して設計されたとわかる綺麗な庭園です。庭園を見にくるだけでも価値があると思います。岸和田城にきた際は是非、庭も見にきてください😁
 
 
②イオンモール堺鉄砲町
 
蛸地蔵駅から電車に乗り、南海本線 七道へ。
 
イオンモール堺鉄砲町は、UNIQLO &GU、トイザらス、ラウンドワンなど、沢山の飲食店、専門店が入っているモールです。
ステンドグラス
岸和田の旅の説明が長くなり、少し割愛しますが、モール内に堺ならではの南蛮屏風、堺近郊地図の説明が書いた看板があります。是非探して見てください。
 
堺は南蛮貿易港として発展してきた歴史や、堺ゆかりの偉人に千利休、与謝野晶子などがいるので、堺に関わる作品も多数あると思います。まだ世の中に出回っていないものもあると思うので、そういった作品も見つけたいと思っています。
 
岸和田、堺以外にも普通に街を歩いているだけで町の歴史や骨董にまつわる作者の作品などを目にする事があるので、皆様も是非探して見て下さい😊