疫病退散!!

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こんにちは!担当のNです。
コロナウイルスが猛威をふるい外出自粛が続くなか早く収束へ向かってほしいと願う日々です。
 
本日はそんな疫病を鎮静化させる妖怪 アマビエ についてのお話。
 
なんとも聞き慣れない名前の妖怪ですが、最近ツイッターなどのSNSで話題となったアマビエチャレンジも記憶に新しく、この妖怪がとても注目されました。
 
アマビエ とは…江戸時代に肥後の海から姿を現し「疫病が流行した際は、私の姿を描いて人に見せなさい」と言って消えたと伝えられている半人半魚の妖怪です。
 
そして今更ながら私もアマビエのご利益を受けるべくチャレンジッ!!
 
↓本家アマビエ
アマビエ

(「肥後国海中の怪(アマビエの図)」京都大学附属図書館蔵)

 
↓私作アマビエ その1
私作アマビエ01
↓私作アマビエ その2
私作アマビエ01
描いてみると楽しくて色んなアマビエ様を追求したくなるのは職業柄でしょうか。
それにしても絵心が壊滅的…
 
皆さんもお家で楽しく気分転換もかねて描いてみてはいかがでしょうか。
 
不安な日々が続きますが、元気に活動できる日のために引き続き今できる事を頑張りたいと思います。少しでも早い収束を願います。

お出かけ妄想なおうち時間

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皆様いかがお過ごしでしょうか?担当nyanです。
臨時休業の際にはたくさんの励ましのお言葉をいただき、誠にありがとうございました。
このような状況ですが、皆様の温かさに力をいただいております。
 
(※休業期間が再々延長となり、5月6日までとなりました。
ご理解・ご協力の程、宜しくお願い致します。)
 
私のおうち時間ですが、サブスクで雑誌を読み漁る日々。
時間があるので普段は読まない雑誌も読み、したいこと、欲しいものが増えていきます。
外出ができるようになったら行きたいな~と思った気になる場所をご紹介しますね。
 
それがこちら
京セラ美術館01

(出典:Casa BRUTUS 2020年4月号)

 
京都市京セラ美術館です!
 
↓の建物の中に建物!?な写真に一目惚れしました。
京セラ美術館02

(出典:&Premium 2020年4月号)

 
1933年に開館した京都市美術館をリノベーションし、2020年にオープン予定の京セラ美術館。
こちらの写真は当時は公開されていなかった中庭で「光の広間 天の中庭」として生まれ変わったとのこと。
外の空気も入ってくるオープンなスペースで見るからに癒される!
80年前の建築と現代の建築が融合しているところが素敵ですね。
 
作品は国内外約3600点の所蔵ということで、見ごたえもありそう。
弊社でお取り扱いのある作家も多く、ついつい注目してしまいそうです。
 
3月21日のオープン予定だったようですが、現在は未定のようです。
京都市京セラ美術館のHPはこちら
 
美術館のある岡崎エリアは平安蚤の市や素敵な雑貨のお店もたくさんあり、お買い物や街ブラするのもいいですね。
 
いろいろ妄想が膨らむおうち時間。
今はまだまだ我慢の時期ですが楽しい計画を考えながら過ごしましょう!

オデ子のステイホーム おふろ編

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外出自粛でストレスのたまる日々ですね。
わたくしは大好きなボルダリングに行けなくて悶々としております。
 
でもせっかくのステイホーム。
いつもはできないちょっと贅沢気分を味わったるで!ということで
最近はちょっと工夫したバスタイムを過ごしてみたりなどしています。
 
 
例えば・・・
 
 
★牛乳風呂★
 
ちょっと賞味期限が過ぎてしまってたほぼ新品の牛乳を湯舟にドッバァア
意外と臭くありません!お湯が柔らか~い感じ。
 
お湯を抜いた後はしっかりたっぷりお水をかけて流しましょう
 
牛乳画像
 
★日本酒風呂★
 
保存方法しくじってオリが出てしまったお酒を湯舟にドッバァア
なんだか臭いで酔っぱらいそう・・・と思ったけど意外と平気でした。
お酒弱い人はご注意。かも。
 
※オリが出ても飲めるってネットに書いてたのでチビッと舐めてみましたが美味しくありませんでした
酒画像
★湯の花ひのき風呂★
 
湯の花って知ってますか?灰色の小麦粉みたいなやつ、温泉地なんかでたまに売ってます。
あれを混ぜたお湯に、ひのきのエッセンシャルオイルを4~5滴。
 
なんとびっくり温泉気分!
天然精油のものを使いましょね。
酒画像
すこし敏感肌なのか入浴剤やボディソープですぐ体がぴりぴりと痒くなる体質なのですが、これらは不快感なく浸かれましたよ。
お試しあ~れ~
 
なんといっても窓の外が明るいうちにお風呂にドッボーンと浸かる気持ちよさ。
これがなんとも贅沢に感じちゃう。
 
ちょっとだけ楽しいことにいっぱい焦点を充てて、Stay Healthy!

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ヨーロッパ4か国(ドイツ・スイス・オーストリア・チェコ)周遊の旅

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皆様、こんにちは!しばらくぶりの登場、大卍犬太です。
 

今年のゴールデンウィークは、お御世代わりによる、大変特別な長期休暇でしたが、皆様はいかがお過ごしでしたか?
 

私は、ヨーロッパ4か国(ドイツ・スイス・オーストリア・チェコ)周遊の旅に出かけてきました。

航空券・ホテル・列車の手配も、全てのスケジュールを自分で組む、わがまま放題の一人旅です。とは言え貧乏性なのでしょうか、かなり詰め詰めのハードなスケジューリング。
8泊11日で(空港のあるフランクフルトを除いて)8都市訪問、列車での移動距離がおそらく2,400kmを超えるくらい(北海道一周が約3,000kmだそう)で、iphoneの万歩計では合計150km近く歩いていました。
 

その全部をここで語ることはできませんので、一応仕事に関係あるところも行きましたよ、とのお話を。
 
***
 
私自身、弊社で毎月開催している「心斎橋 暮らしのこっとう」の準備を担当しています。
 
そこで販売しています古伊万里が日本初の磁器で、明から清へ王朝が交代する混乱の時期に中国の磁器のヨーロッパへの輸出が途絶えた時、その代替えとしてオランダ東インド会社によって輸出され、王侯貴族の間で競って収集されていたということは、商品知識を学ぶ中で知っていました。
 
そして宮殿に「磁器の間」を作り飾り立てていたのが、各地にそのまま残っているということで、それらを見に行って来たのです。
 

訪問したのは、3か所。
まずは、オーストリアの首都ウィーンにあるシェーンブルン宮殿(1750年頃完成)。次に、ドイツ・ドレスデンの、ツヴィンガー宮殿(1732年完成)。最後に、ドイツ・ベルリンの、シャルロッテンブルク宮殿(1699年完成)。
 
この中で、ヨーロッパで最大の東洋磁器コレクターであり、ヨーロッパ初の磁器マイセンを完成させるに至ったザクセン選帝侯フリードリヒ・アウグスト1世(アウグスト強王)の宮殿が、ツヴィンガー宮殿です。そちらの紹介をしましょう。
 

庭園も含めて全体(一度では入りきりませんでしたが)はこんな感じ。
 

 
建物は、第2次世界大戦の際の空襲で甚大な被害を受け、その後復元されたのだそうです。現在内部は、アウグスト強王のコレクションを中心に、武器・絵画・陶磁器などの美術館・博物館として公開されています。
 
その中の、陶磁器博物館へ。
 


 

こんな風に、綺麗で整然とした内部なのですが・・・。
 


 

壁一面、古伊万里の磁器がビッシリ!!
 


 

どれも繊細な筆致で描き込まれており、いかにも高そう・・・。
 


 

アウグスト強王の東洋磁器の収集熱を表す有名な逸話のひとつとして、自軍の兵士600人と、プロイセンの王が所有していた中国磁器151点を交換した、というのがあるのですが、その一例「竜騎兵の花瓶」として展示されていました。
 

こちらに収められているコレクションは約2万点ということで、もちろんまだまだあるのですが、ここまで来て逃せないのは、マイセンです。そちらに飛びます(実際は、電車で30分くらいの距離)。
 
***
 


 

マイセンの旧市街には、色とりどりの建物が立ち並び、今回訪れた中で一番かわいい街並みと感じました。
 

アウグスト強王は、東洋磁器の収集に飽き足らず、錬金術師ヨハン・フリードリッヒ・ベトガーを幽閉。白磁製法の研究を強制しました。ベドガーが幽閉されたのが、アルブレヒト城です。15世紀に建てられ、現存するドイツ最古の城なのだそうです。
 

 

内部の装飾の荘厳さに歴史を感じます。
 


 

磁器焼成の研究がされていた場所らしく、様々な実験器具が。
 


 

高温焼成のための窯の設計図も。
 


 

研究がうまくいかず飲んだくれるベドガーの図があると、ネットか何かの情報を見ていたのですが、それらしいのがこれしかなかったんですよねぇ。手にはメスシリンダーみたいなのを持っているし、真面目に研究している風にも見えますが笑
 

結局、ベドガーは1709年に白磁の製造に成功。翌1710年にヨーロッパ初の硬質磁器窯「マイセン」が誕生したのです。それから1864年まで、マイセン磁器工場はこのアルブレヒト城内にありました。
 

現在の「国立マイセン磁器製作所」は、徒歩20分くらいの場所にあります。
 

 

予想に反して、すごく近代的な建物。内部では、制作の工程を見学できたり、歴代の作品が展示されていたり。
 
でも、一番驚いたのが、アウトレットショップで売られていた、柿右衛門を模した感じのコーヒーカップのお値段。
 

 

1,290ユーロが、1,030ユーロに値下げでお買い求め安く・・・って、約12万6千円・・・高いわ!!
 
 

以上、今回の旅行のごく一部のご紹介、大卍犬太でした。

東京出張からの~「奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド」

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お久しぶりです。
オデ子です。キャリア歴=ほぼ年齢。
はい。重度の花粉症です。
 
去年までは、かの噂高い飲むヨーグルトでなんとかアレルギー症状を抑えられて喜んでいたのですが、今年はなんだかえらくキツイです。
みなさんの花粉対策、どんなことしてますか?
 
 
さて先日3月13日、お仕事の一環で東京に行きました。
 
我が社の社員たち、東京滞在においてはこれは外せませんね。
 
 

どーん
 
 

プチ社員研修@東京都美術館~!
(撮影:オデ子)
 
東京出張で時間ができると、社員たちはよく上野へ足を運んで勉強しております。
今回は「奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド」に行って参りました。
 
 
平日だというのに沢山のお客様で賑わっていました。
奇想の画家たちの作品を集めたというだけあって、生々しいようなおどろおどろしいような、グロテスクとも言い換えられそうな表現をしている絵画も多数。
 
でも不思議と魅入られてしまうんですよね。
河鍋暁斎が大好きな私としてはどれもじっくり見たい作品ばかり。
 
中でも、順路の道すがらに遭遇した株式会社縁のスーパーエースバイヤーとあーだこーだと話しながら観覧した岩佐又兵衛は面白かったですね。
 
彼の画風の幅は確かに広い!
とてもびっくりしました。
 
岩佐又兵衛ゾーンに突如現れる、記名無しの水墨画。
 
 
え?この絵誰!?
名前書いてないしポップもない・・・
岩佐又兵衛とは全然絵が違うような気がするし・・・
んんっ?落款だけ押してあるぞ?
 
(何やら調べるスーパーエースバイヤー)
 
 
ああっ!!!
これも岩佐又兵衛や!!!!
この落款と号、覚えとかなアカーン!!!!
 

とまあ、兎にも角にも仕入れへの糧にしようとする姿勢に脱帽。笑
株式会社縁の社員たち、美術鑑賞の楽しみ方は様々でございます。
 
 
しかし普段、掛軸を目の前に広げて数センチの距離で筆致を確認することもある我が社のデイリーワーク。
 
いざこういう美術館に行ったりすると、いつもと同じ距離で見ようとしてよくガラスに頭ぶつけます。よね?
 
 
わたしだけでしょうか・・・。
古物商あるあるだと信じたいところです。
 
 

おまけ★
お客様にお手紙をかくためにいつもミュージアムショップでは便せんをGETしています。
今回はコチラ!
 

大好きな若冲の蛙。
 

シンプル可愛いです。
 
 

ではまたっ!