冬山を訪ね、雪中山水を想う

ご無沙汰しております。担当Kです。
 
新型コロナの影響で、なかなか旅行などは、難しい時期ですね。
そんな中、比較的オープンスペースで安全とされる、アウトドア、釣りやキャンプは人気があるようです。
 
私は、釣りもキャンプも嗜み程度には行きますが 冬といえばスノーボード
冬の数か月間しか行けない期間限定、白一色の雪景色は非日常で、毎年、肌寒くなる頃には、ソワソワと胸が騒ぎます。
 
幸い、山の中でのスポーツでかつ、皆さん、ゴーグル・フェイスマスクなどを着用しているので、スキー場でコロナが発生したということは、あまり聞きません。いつもは、仲間と行くことの多いスノーボードも、自粛期間のあいだを縫って、ヒトリで行くことが多かったです。
 
皆でワイワイ、いい滑りができたら「Yeeeeeah!!!」と称えあう、笑顔の絶えない、そんな場所なんですが、仕方のないことですね。
手稲スキー場

(手稲スキー場の最上部へ徒歩でハイクアップして小樽を望む)

 
北海道のニセコ、長野の白馬などは、例年外国人が押し寄せるのですが、去年と今年は、新型コロナの影響で、ほぼゼロ状態。スキー場には悪いのですが、空いているスキー場を堪能させて頂くことが、今シーズンはできました。
 
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前置きが随分長くなりましたが、今回は雪山繋がり・・・雪景色、雪中山水図をご紹介したいと思います。(ちょっと強引か)
 
<大島来禽>雪中山水図(HP297) こちら で販売中。
雪中山水図001
山水図の中でも個人的には、雪中山水が一番好きということもあってこの作品は、とても心に響きます。また、作者は女流画家ということもあり、独自のセンスもところどころに見て取れます。
雪中山水図002
雪中山水の多くは、白(ビャク)を胡粉で塗るのではなく、塗らないことで「白」を表現します。塗らないことで表現された雪、輪郭と背景の境界などを見ると、その画家の表現力が文字通り、表に現れるのだと思います。
雪中山水図003
全体的に柔らかな表現、墨の濃淡によるグラデーションで表現された景色。
モノクロームの画面。その中にすっと際立つ朱色服の人物。
 
こういった差し色を使った、オシャレな表現は、女流画家ならではとも言えるのではないでしょうか。
 
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いくら丼
スープカレー
サーモン、イクラの朱色もいいですね!
スープカレーに添えられた素揚げ野菜の鮮やかさも。(またも力業)
 
景色も良いですが、やっぱり食べ物の魅力も相当に強力です。特に北海道は…。
新型コロナのことが解決に向かって、また皆で笑顔で旅行できることを願って。