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こっとう☆うんちく…その4
【大聖寺伊万里】
まがいもの?
そんなんないが
大聖寺
※ないが=違うでしょ、という加賀言葉。使い方を間違っていたらスミマセン(>_<)
大聖寺伊万里は、大政奉還のあった慶応三年(1867年)に、加賀前田家の支藩・大聖寺藩が、京焼の名工・永楽和全を招聘したことを起源としています。
産業振興策の一環として、明治~大正時代に上質な色絵伊万里の写しを量産し、本家をしのぐとも言われました。
ですので、「江戸後期の大聖寺」というのは誤りで、加賀にあった多くの磁器窯のものと混同されていると考えられます。
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こっとう☆うんちく…その3
【招き猫】
人呼ぶよ
ブサかわなんて
言わないで
招き猫は、どちらの手を上げているかによって意味合いが違うってご存知でしたか?(なかなか盲点ですよね!?)
上げているのが右手の場合は雄猫でお金を招き、左手の場合は雌猫で人を招く、つまり千客万来・商売繁盛!とのこと。
そもそも猫の手招きが縁起物とされたことの由来には諸説あるようですが、中でも一番古いのは平安時代の空海にまつわる伝承です。
空海が讃岐国、今の香川県の満濃池の改修工事に携わったことは有名ですが、当初は資金難や人手不足、さらには工夫に病人が出、難航していました。
そこで空海が近くの神社(現在の黒見神社)に籠り祈願していると、一匹の猫が現れ、手招きするような仕草をしたそうです。
その後、朝廷から多額の資金援助がもたらされ、また工夫たちの病も治って人手不足も解消。工事は3ヶ月で終了したそうです。
信じるか信じないかはあなた次第、といったお話ですが、人の近くに寄り添う猫に感情移入し幸せな気持ちになるのは、今も昔も同じなんですね。
【詳細】
時代:大正頃?
素材:陶器
名称:招き猫
※非売品
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こっとう☆うんちく…その2
【くらわんか碗】
くらわんか
商都なにわの
推しやでぇ
江戸時代、経済の中心地大坂と、京の都をつなぐ淀川は、物流の大動脈でした。
その淀川を往来する旅客船(その積載容量から三十石船と呼ばれた)に向けて、「食らわんか」と叫びながら酒や食べ物を販売した小舟を「くらわんか舟」と呼び(高槻が発祥)、食べ物の盛られた生活雑器は「くらわんか碗」と呼ばれました。
厚手でボテッとしており、絵付けの簡素な民芸調の古伊万里の深皿は現在でも俗称としてこう呼ばれ人気がありますが、実は「くらわんか碗」は波佐見焼の専売的な呼称でした。
ただ、波佐見で焼かれた器は、伊万里港から積み出しされ、一般には伊万里焼のブランドとして流通していたことからも、混同が起きた一因があるようです。
【商品詳細】
時代:江戸中期
技法:伊万里
名称:なます皿
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また読みたいとのお客様の声もあり、この度こちらのブログでまとめてご紹介させていただくこととなりました!
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こっとう☆うんちく…その1
ぐるぐる模様の呼び名は?
【蛸唐草文】 たこからくさもん
この模様
刻んだゴーヤに
見えてこない?
唐草模様と言えば、泥棒が背負っている緑色の風呂敷に描かれているイメージですが、その原型は古代エジプトの時代にもさかのぼるのだそうです。
うずまき状の植物に葉っぱのついた模様は、10世紀初頭の中国の陶器によく見られ、これが鎌倉時代に日本に伝えられ、タコの足のように見えることから「蛸唐草」と呼び名が付きました。
この蛸唐草文が人気となったのが江戸中期で、伊万里焼にも多く用いられたというわけです。
【商品詳細】
時代:江戸後期
素材:陶磁器
技法:伊万里 染付
名称:なます皿
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