“白井晟一”入門 @松濤美術館

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バイヤーYです。
 
タイトルの 白井晟一(しらいせいいち、1905-1983)は、京都生まれの建築家です。
 
京都高等工芸学校(現・京都工芸繊維大学)卒業後、渡欧。ドイツのベルリン大学などで建築と哲学を学びました。帰国後、様々な建築を手掛けますが、戦後の合理主義・機能主義的なモダニズム建築が全盛となる中でそれに迎合せず、独特な感性で形而上学的な表現を併せ持つ空間を創出しました。
 
私が白井晟一に初めて出会ったのは、建築ではなく掛軸で、数年前の地方で行われた競りによる交換会でのことでした。
 
初めて見た時、氏の号である昏元という署名と印に「顧之居印」とありましたが、現場では調べる隙もありませんでした。力強い書にただならぬオーラを感じ迷わず落札しました。
 
後から調べてわかりましたが、幼少の頃に黄檗宗の総本山萬福寺に預けられたことがあるそうです。黄檗というと隠元、木庵、即非の黄檗三筆が有名ですが、太く力強い書風が共通しています。哲人建築家とも言われる白井晟一ですが、禅宗である黄檗が幼少期の氏に多大な影響を与えたことがわかります。
 
それから氏の作品に出会うことはありませんでしたが、松濤美術館 にて「白井晟一入門」(会期は2022年1月30日まで)があるということを知り、先日行ってまいりました。
松濤美術館外観
松濤美術館は、氏が晩年手掛けた建築の中で代表的なもののひとつ。美術館そのものを観せる展示という斬新な試みでした。
松濤美術館屋内
敷地自体はそこまで広く無いのですが、全く狭く感じませんでした。限られた中で楕円や曲線を多様し洗練された空間を生み出す白井晟一の創造力には脱帽です。
 
第二展示室には氏の書の作品も展示がありました。
白井晟一の書
バイヤーとしては、氏の背景を知ると共に次に作品がパッと出てきた時に備えしっかり勉強できました。
 
氏に影響を与えた 黄檗宗の墨蹟 や、氏の義兄で一緒に渡欧もしている 近藤浩一路 の作品は弊社でも取扱うことが多いですので、ぜひご注目下さい。
 
※ 以下、青字をクリックしますと、弊社のヤフオクアカウントが開きます。
 
【縁 本店】
【縁 もみじ店】

私が感銘を受けるモノ

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お久しぶりです。
nomoriです。
 
今までブログでは私の好きな好きな画家や作品などを紹介してきましたが、今回は視点を変えて 私が感銘を受けるモノ を紹介したいと思います😊
 
それは 「雑草」 です。
 
雑草と言えば、駆除する人からすれば大変な植物ですよね😅
ただ私は「雑草」は凄いと思います。
 
例えば、背が高く太陽の光も良く浴びる雑草は生き残り、それ以外の草には栄養が行かず枯れてしまう事があります。
 
生き残る為に必死に高く伸びようとする「雑草」も凄いですが、他の「雑草」も凄いです。
その場所で一番になれないのであれば、別の場所でOnly oneになろうとします。
雑草
踏まれても、強い草は公園など子どもたちの来るところに根を張っても生き残り、タンポポは踏まれないように電信柱の隙間に根を張り、必死に生きる。
 
「雑草」のそういった部分に私は感銘を受けました。
 
私も器用では無いし、誰よりも勉強が出来るわけではありません。勉強は苦手です(笑)なので、自分は、何事にもがむしゃらに、諦めず、これまでも努力を続けてきました。
 
「雑草」を見ると私も頑張らないと思うので、自分の場所でOnly oneを目指そうと思わせてくれます。これからも一日一日、一歩一歩、小さな努力を積み重ね精進します。
 
*****
 
さて、話は変わりますが、クリスマスが近づくと息子に「パパの家には、サンタクロースは来なかった」とよく話します。
 
すると先日、3歳の息子が私の寝床にサンタの格好をし「ホッホッホ」と言いながらプレゼントを持ってきてくれました。
 
中身は息子のおもちゃの詰め合わせでしたが(笑)
息子サンタ
我が家に少し早いサンタクロースがやってきてホッコリしました。
 
皆様、年末年始のご準備にお忙しいかとは存じますが、健康にはくれぐれもご留意下さい😊

クリスマスのレシピにいかが?鶏むね肉で作る、本場宮崎の手作りチキン南蛮

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キーンと寒くなってきた今日このごろ。まだまだ山奥へ冬キャンプに行ってるオデ子です。
ワークマン装備が優秀すぎるのでもうちょっとイケそう。
 
さて街は年末を迎えるその前にクリスマスの気配を漂わせてきましたね!
 
今日は南国宮崎産オデ子が調理実習で習ったやつを昇華した お箸の止まらない自慢のレシピ を紹介します。食べにくいしちょっと飽きてきちゃうクリスマスのローストチキンはお休みして、「ワインでんビールでんしょつでん、まっこち止まらんごなっど!いっど作って食べてみらんねよ! ※」
 
[買うやつ]
ムネ肉 5枚
卵 2パック
生パセリ 1パック
玉ねぎ 大1個〜1.5個
ピクルス 1瓶←甘くないやつ
マヨネーズ 普通サイズなら2本
 
[だいたい家にあるやつ]
塩コショウ 適量
酢A 大さじ1~2
砂糖 小さじ1~2
ケチャップ 大さじ1くらい
小麦粉 適量
 
————————————
はいストップ。
 
すごい量だと思いましたか?田舎の育ちの子は大皿に山盛りの料理を作ります。(オデ子調べ)
目安としてはたぶんオトナ4人前くらいです。宴会仕様でごめんなさい。しょつのんごろですから…
————————————
 
▼▲▼準備編▼▲▼
 
<鶏肉の下ごしらえ>
鶏ムネ肉を少し大きめの唐揚げ大に切る
軽く塩コショウを振り、なじませておく。ラップして冷蔵庫待機
 
<タルタルソース>★一晩寝かすと味が落ち着きますので前日に作るのがおすすめ★
 
①ゆで卵1パックをしっかり目に茹でる→粗熱を取って殻を剥く
パセリ、ピクルス、玉ねぎをみじん切りに粉砕する
玉ねぎは軽く塩もみ→塩がなじんだらざっと水ですすいで、よく水気を切る
 
フードプロセッサー持ってない人向けパセリの粉砕方法
パセリの粉砕方法
②大きめのボウルにゆで卵を投入、スプーンやシリコンヘラでざくざく潰す
粉砕したすべての材料を投入、マヨネーズをとりあえず1本丸々入れる
 
③中身を出し切ったマヨネーズのチューブにお酢を大さじ1くらい入れて振り、そのお酢も投入。
※チューブに残ったマヨを使い切れるだけでなく、混ぜるときになじみが良くなる!気がする…
 
④お砂糖小さじ2くらいを入れたあと、2本目のマヨネーズは硬さや味が好みになるように
最後にケチャップ大さじ1を入れて全体に行き渡るように混ぜる
保存容器に移して冷蔵庫へ。
マヨ
<甘酢>
穀物酢 300cc
醤油できれば九州醤油 200cc
砂糖できればザラメ 200g
 
(…くらいだと…思いますが…なんせ測って作ることがないので…。)
 
醤油と砂糖を火にかける(弱~中火)
砂糖溶けたらお酢投入、一瞬だけ煮立たせる
 
容器に移しておく
 
▼▲▼調理編▼▲▼
 
①衣用に3個分ほどの溶き卵を用意
 
②下ごしらえしていた鶏肉に小麦粉で薄化粧する
 
③生卵をからめて180度くらいの油で揚げる
 
④揚がった鶏肉はそのまま甘酢に浸すようにくぐらせて盛り皿へ
 
⑤タルタルを乗せて完成!
 
宮﨑で有名なおぐらさんのチキン南蛮はとてもおいしいですが、ちょっと私には甘みが強くって…。
お酢が好きな方はぜひ甘酢もタルタルも手作りしてみてほしいです。
そしてもも肉より胸肉を使うことでたくさん食べられます。
一枚肉を揚げるのが主流なのかもしれないですが、唐揚げ大は食べやすさと火の通りが優秀◎
 
大阪に出てきてからというもの、お店やお弁当、スーパーのお惣菜でありとあらゆるバリエーションのおもしろチキン南蛮もどきを見てきました。もちろん基本は鶏とタルタルの組み合わせなので美味しいに決まってるんですけど、それでもやっぱり 本場のチキン南蛮を知ってほしい と思うようになりました。
 
生卵をそのまま揚げるのでかなり油が汚れます。手順もめんどくさいです。決してお手軽料理じゃありません。でもそれを凌駕する美味しさと、食べる人たちの幸せそうな顔をみたときの達成感、ぜひ体験してください。
チキン南蛮
※和訳:ワインでもビールでも焼酎でも、まじで止まらなくなるよ!一回作って食べてみませんか!
※しょつのんごろ/しょちゅのんごろ:飲んだくれ、焼酎めっちゃ飲む人、呑みすけ
 
オデ子でした

早起きの私のお楽しみ

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こんにちは、つめ子です。
 
気が付けば2021年もあと2ヶ月、11月になっていました。
長い自粛生活がようやく解除され始め、ここ南船場にも人通りが増えてきました。
 
コロナを期に、弊社でも在宅勤務やフレックスタイム制が取り入れられました。
 
少しでも人が少ない時間に出勤したかったので、私は朝7時出社スタイル中です。今までより2時間早く出勤する事になり、遅刻しないかヒヤヒヤしてましたが、完全に慣れました!
 
やっぱり早起きは気持ちいいですね~!
金木犀

(画像は、通勤ルートにある朝6時台の秋空と金木犀です。

金木犀香りに思わず吸い寄せられますね~)

 
早起き生活をきっかけに、毎朝6時25分からNHKで放送されている「テレビ体操」を見ながら体操する日々が始まりました!
 
10分間きっちり体動かすと、けっこういい運動になります。
自粛生活で凝り固まった体がバキバキ解れ、良い眠気覚ましになりはまってます。年齢や仕事などに関係なく老若男女どなたでも気軽に行えますので、生活の中に取り入れることをおすすめします。
 
そして、最近ビッグニュースが!!!
 
いつも数名の女性アシスタントが一緒に体操しているんですが、なんと、先月の10月から 男性アシスタントがメンバーに加わりました!
 
今まで女性だけだったので、テンションあがりました(笑)
ネットで調べてみると3名が加わったようで皆さん大学の体操部の選手のようです。色んな業界で、男女の平等について様々な取組がされているように感じます。
 
未来は明るく眩しい方向へ進んでますね!
予断を許さない状況が続いておりますが、希望を胸に、頑張りましょう!!
 
***
 
11月より「心斎橋 暮らしのこっとう」、平日13-17時オープンを再開します!皆様のご来店、マスクの下はにっこり笑顔でお待ちしております~★
 
「心斎橋 暮らしのこっとう」公式SNS : @kurashinokotto
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夜空を彩る流星群

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みなさま、こんにちは。
担当C・Kです。
 
暑かった夏が過ぎ去り、徐々に冷え込んでまいりましたね。秋は四季の一つでありながら、終盤に差し掛かるにつれて冬の訪れを日増しに感じる季節でもあります。季節の移り変わりに伴い、風邪など召されていませんでしょうか?どうぞご自愛くださいませ。
 
さて、今回は美術品、骨董品から離れ、これから見られる天体のお話をしたいと思います。
星の観測は夏がメジャーですが、冬もなかなか代表的な星座があります。
 
冬の星座と言われて皆さんすっと思いつくのはオリオン座でしょう。そんなオリオン座の名前が付いた流星群があることはご存じでしょうか?
流星

(参考画像)

 
オリオン座流星群 は、毎年10月21日頃に活動のピークを迎える流星群です。今年もちょうど先週末頃がピークでした。観察された方もいらっしゃるかもしれませんね。活動自体は11月7日までしているそうなので、運が良ければまだ見られるかもしれません。オリオン座とふたご座の間に放射点があり、流星は放射点が空に昇ってくる21時頃から流れ始めます。真夜中ほど放射点が高く昇るため観察に適しており、ピーク時には1時間で5個程度の流星が出現するそうです。
 
見逃した、また流星を見たいという方は今後も流星群はあります。
 
11月12日頃には おうし座北流星群、12月14日頃にはオリオン座流星群より出現数の多い ふたご座流星群 があります。(※ただし、冬の夜は非常に寒いので防寒にはご注意ください。)特にふたご座流星群はしぶんぎ座流星群、ペルセウス座流星群と並ぶ年間三大流星群で、毎年1時間あたり20~30個ほど出現します。条件が良いときは、1時間に50~60個、出現することもあります。
 
都会じゃ見れないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。
 
確かに星座観察するには都会の明かりは妨げになりますし、観察しにくいのは否めませんが、都会の明かりから目を離し、少し夜空を見つめてください。だんだんと目が慣れてきて一等星を有する星座の形がぼんやりと浮かんできます。特にこの時期、オリオン座は見つけやすい星座です。
 
実際、筆者は夜も街明かりがまぶしい場所に住んでいますが、オリオン座は見つけられます。オリオン座が見つかればそのすぐ横のオリオン座流星群、ふたご座流星群の場所は大体わかります。じっと見つめているとす~っと星が動きます。これが流星群です。
 
日頃、都会の明かりに慣れた方は夜空の明るさを忘れがちですが、ふと上を見つめると真っ暗な空には美しい明かりがあります。美しい星々は都会の喧騒を忘れさせてくれます。たまには心を落ち着かせ、星空を見つめてみてはいかがでしょうか?

春日大社と春日曼荼羅

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奈良生まれ、大阪育ち担当Kです。
奈良市内の極小病院で生まれた為、未だに血液型が不明のままです。
 
お宮参りは、もちろん 「春日大社」
毎年1月、健在であることに感謝し、ご報告させて頂く大切な場所でもあります。
奈良公園や東大寺、そして春日大社には、数えることができないぐらい訪れておりますので、正直なところ「特別感」というよりも「親近感」といった方が近いです。
 
さて、弊社ホームページにて販売中の商品に一点、とてもこの春日大社に縁の深い作品があります。
HP112春日曼荼羅

(弊社取扱品 こちら にて)

 
あまりこの画像をご覧になり、こちらが春日大社に関係していて、神道曼荼羅、仏画の類いであると分かる方は少ないと思います。
 
奈良公園の鹿は約1300頭で、近年は海外からの観光客にも人気ですが、元来「神鹿」として神の使いとされ、大切にされてきた鹿たちです。
 
こちらの絵にある鹿の毛並みは白色ですが、それが神の使いであり、武甕槌命(たけみかづちのみこと)を、常陸國鹿島から御蓋山へと乗せてきた伝説を描いたものであることを現しています。
 
雲に乗った白鹿の鞍には榊(さかき)があり、そこには藤のツルが絡み、花を垂らします。ちなみに春日大社は藤原氏の氏神であるので、藤が描かれるのは、由来しているかもしれません。
 
榊の枝先には、それぞれ仏菩薩が描かれ、文殊菩薩、釈迦、薬師、地蔵、十一面観音、これらは、春日社の若宮および本社第一殿から第四殿までの祭神の本地仏(=神々の元となる仏・菩薩のこと。日本の神々は、人間を救済しようとする仏や菩薩が化身として現れたものであるとの考え(本地垂迹説)に基づく)にあたります。その背後には金色の円相があります。
 
「鹿曼荼羅」と呼ばれることもある 春日曼荼羅 ですが、いくつか描かれており、そのひとつが、奈良国立博物館に納められている重要文化財「春日鹿曼荼羅図」であります。
春日鹿曼荼羅図

(出典:奈良国立博物館 収蔵品データベース)

 
鎌倉時代、14世紀に描かれたこちらと、弊社の春日曼荼羅が酷似しているのがお分かり頂けるかと思います。
 
多くの仏画などは、その絵の中に色々な「意味」が込められたものとなっています。神社仏閣や美術博物館を訪れた際は、そういった意味を調べてみるのも面白いです。
 
重文級!?の作品も取り扱う弊社の商品群にこれからもご期待ください。

くずし字学習のススメ

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こんにちは、バイヤーYです。
 
私は、この仕事を始めてからくずし字を勉強し始めました。市の古文書解読講座に参加したり、入門書を読んだりしたのですが、致命的な弱点が、、、
 
集中力が無い!
 
しかしながら、仕事に直結していたため、いろんな方法で騙し騙し学習して → 続かず、のサイクルを繰り返して今に至ります。(今もたいして読めませんが汗)
 
そんな私がオススメする学習方法。それは、、、
 
禅語の掛軸を読む!
写真01
その理由は三つあります。
 
①だいたい五文字
 
体感ですが、大体の一行書が五文字で書かれています。五文字だけなので、ちょっとした時間にサクっとチャレンジできて、プチ達成感を得ることができるのです。
 
②だいたいネットで検索したら出てくる。
 
例えば「松樹千年翠」という言葉が一部しか読めない時、「松 千年 禅語」「松樹 禅語」というようにGoogleで検索すると
写真01
出てくることが多いです。
 
③だいたいええこと書いてる。
 
ネットで検索すると、その意味や逸話を解説しているサイトが出てきます。教訓にしていきたいような内容が多いです。日々コツコツ読んで実践していくと、素晴らしい人間になり、悟りが開けるハズです!(笑)
 
そして、実は弊社でも数多く取り扱っております。
 
ヤフオクの弊社IDで大徳寺というワードで検索した結果が こちら ですが、まずは、こちらの商品画像でチャレンジしていただければと思います。
 
どうしても読めない時は、ぜひ質問欄で聞いて下さい。弊社スタッフ一丸となり解読します!
 
いかがでしたでしょうか?
禅語の掛軸は、独特の書の癖もありますが覚えやすいと思いますので、学習の足掛かりや気分転換に、是非ともご活用ください!

【買取コラム】掛軸を売るときは〇〇をしてはダメ!?骨董屋の嫁が教える、上手な売り方

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床の間に飾る掛軸。洋間化が進む日本では場所を取るだけ!と敬遠されがち。
遺品整理や生前整理、おうちの建て直しのために古い家の荷物を整理していたら大量に出てきて困った・・・なんてのはよく聞くお話。
 
さてそんな、欲しくない人にとっては邪魔にしかならない掛軸ですが、某国民的テレビ番組などでご存知の通り、高額なお宝になる可能性を秘めています。
 
『テレビまでは応募しなくていいけど、もしお小遣いになったら嬉しいなあ。思い切って売ってみよう!』
 
そう考える人も少なくないはず。
そんなあなたへ、伝えたいことがあります。
 
掛軸を売るとき、
 
●修理
●表装
●シミ抜き
●箱のあつらえ…etc
 
するのが正解でしょうか?
しないのが正解でしょうか?
 
答えは・・・「 しない 」 です!
 
どんなにボロボロでも汚くても、絶対にしてはいけません!
買取コラム
なぜ売る前にこれらをやってはいけないの?
綺麗な状態で売るほうが良いに決まってますよね?
 
確かにブランド品やゲーム、本などは綺麗にクリンナップして売るほうが評価が高くなるというのは今や常識ですね。場合によってはネットオークションなどで空箱を買ってから売却したほうが高くつくものもあるとか。
 
しかし 掛軸においては全くの別問題!
掛軸のメンテナンスはプロの表装屋さんしかできません。箱のあつらえもそう。
つまり・・・
 
売却時の掛軸の価値より、メンテナンス代が上回ってしまう確率のほうがはるかに高いのです。
 
例えば30万円かけて再表装した掛軸でも、画題や作者の人気度など市場相場にのっとった買取価格が2000円ということは少しも珍しくありません。つまり29万8000円の損・・・大損です!!
 
または市場相場的に高額な品物であっても表装の雰囲気が作品に合っていなければ、これまたまったくの無駄になってしまう可能性だってあります。
 
お宝になる可能性があるとはいえ、たったの数千円・数百円、、お値段がつかない!ということもある掛軸。お客様に悲しい思いを味わってほしくない、あわよくばお小遣いになった!と喜んで欲しいので…
買取コラム
掛軸を売る場合には
どんなに汚くても、
ボロボロでも、
いい物だと聞いていても、
手つかずのまま依頼してくださいね。

これは何?・・・絵で読む仏教経典

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こんにちは! 担当のnomoriです。
秋季さわやかな良い季節になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
 
私は普段、仕事で掛軸を仕分けしていると、これはなんだろう?と思う作品に出会う時があります。
今日は、そのような作品を紹介していきます。
 
突然ですが、以下の、たくさんのイラストに文字があてられたようなもの。
皆様は、これが何かお分かりでしょうか?
絵心経01
絵心経02

(弊社取扱品)

これは、般若心経を絵で表した「絵心経」と言います。
 
その昔、三蔵法師がインドから持ち帰った経典が「般若波羅蜜多経」。原典のサンスクリット語を漢語に訳し600巻ほどにまとめ、この般若波羅蜜多経の中から、さらに大乗仏教の神髄というべき部分を抜粋し、わずか300字ほどにまとめあげたものが「般若心経」です。
 
その般若心経を、約300年前(元禄時代)に現在の岩手県二戸郡安代町の善八さんが考案。東北地方の子供達に教え広めようとして、面白くわかりやすい絵に描かれたのが「絵心経」なのです。
絵心経03

(出典 ウォーキング&デジカメ Goo ブログ)

 
東北地方ではシをスと発音するので、色即是空の「シキ」が「すき」になり、乃至(ないし)の「ナイ」を「ナエ」と発音し、苗であらわしたりしています。個人的には「ぎゃあ」を猿の叫びと捉えたり、「みゃく」はそのまま脈をとる様子を描いているところが好きです。
 
お経は、字が読める人でも正確に読むことが難しいので、絵で覚えようという考えはとても面白いと思いますし、それぞれ面白いと思う絵も違うと思うので、観るだけでも楽しめます。
 
また、このような面白い画題や掛軸があれば紹介したいと思います。
 
貴重なお時間を割き、最後までご高覧いただきまして有難うございました。

幸運をもたらす神獣、四霊

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皆様、いかがお過ごしでしょうか?担当のC・Kです。
 
いったん収まったと思われたコロナが徐々に猛威を振るい始めています。
このようなときは自分と家族、友人など大切な人の無事を祈って思わず神頼みをしてしまいますね。今回は、そんな神様ではないですが、少し関係ある神獣についてのお話です。
 
突然ですが、皆様は『四神(しじん)』をご存知でしょうか?
 
東西南北、各方位を司る有名な神、神獣です。
それぞれ、東の青龍西の白虎南の朱雀北の玄武を指します。
元は中国から伝わったものですが、日本でも多くの人に信仰されています。最近では、ゲームや漫画にも登場するので、ご存知の方も多いと思います。
 
では、『四霊(しれい)』をご存知でしょうか?
 
四神と同じく、想像上の四体の神獣ですが、ややマイナーかも知れませんね。正確にいうと中国の古い書物『礼記』(儒教において最も大切な書物、五経のひとつ)に記された、四体の神秘的な動物のことをいいます。四瑞(しずい)ともいいます。
 
それぞれ・・・
 
麒麟(きりん)
 
動物園にいる首の長い動物ではありません(むしろこちらはこの麒麟に似ているとされ、名づけられました)。鹿の体、龍の顔、馬の蹄、黄金の体毛を持った一角獣です(2、3本の角を持って描かれることもあります)。某ビール缶でご覧になられた方が多いと思います。
 
麒麟
 
鳳凰(ほうおう)
 
梧桐(日本ではアオギリ)に住み、五色の羽を持っている鳥です。実は花札の12月の月札に登場します。
鳳凰
霊亀(れいき)
 
仙人たちの桃源郷である蓬莱山を背負った大きな大きな亀です。
霊亀
応龍(おうりゅう)
 
蝙蝠、もしくは鷹の翼を持つ龍です。
霊亀
それぞれ略して、麟(りん)、鳳(ほう)、亀(き)、龍(りゅう)とも呼ばれます。
 
『四神』が方角を司る守護神であるのに対し、『四霊』はこの世のあらゆる動物たちの長とされています。『四霊』という言葉に「霊」という漢字が使われているので幽霊的な怖いものを連想してしまった方もいると思います。しかし、この「霊」は幽霊的な意味ではありません。
 
あらゆる物の中で最も優れたものをさす言葉で「万物の霊長」という言葉があります。『四霊』の「霊」もこれと同じで、あらゆる動物たちの中で最も優れた力を持つという意味になります。
 
つまり、『四霊』は 何か善いことが起こる前兆、吉兆の徴となるような特徴をもつ伝説上の動物たち のことを指すのです。『四霊』の中でも特に、麒麟と鳳凰は優れた治世に現れ、見た者に幸運をもたらすとされています。
 
このブログを読んでくださった方々にも幸運が訪れることをお祈りしています。
 
 
最後に、弊社のホームページでは現在、浄光鶴亭作『桐鳳凰図』 を掲載販売しています
(販売ページ:https://www.art-en.jp/hp047/)。
 
浄光鶴亭の鳳凰図は2016年に開催された展覧会「わが名は鶴亭」に展示されました『桐に鳳凰図』宝暦三年九月(個人蔵)の他には確認されていません。かなり貴重な作品となっています。
 
ぜひ一度、ご覧くださいませ。